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2018年8月4日

日傘男子・日傘僧侶 光老化

最近、男性も日傘をさす方が増えてきた!との新聞記事を見ました。

日傘男子と言うようです。住職もここ10年以上は日傘を使用しています。先代住職(昭和54年・1979年亡)も日傘を使用していました。ゴールドの緻密な生地でできていたことを思い出します。当時の僧侶は、パナマ帽を制帽のように使っていました。もちろん、先代住職もパナマ帽も使っていました。また、東南アジアの僧侶も日傘を使っていますね。日傘僧侶でしょうか?

実は、日光(紫外線)は、老化を進めます。日光による老化を光老化・photoagingと言います。Human Pathologyと言う医学雑誌に、皮膚の光老化に関する論文を発表したことを思い出します。日光の曝露部(光のあたるところ、顔・首・手背など)では、皮膚の老化の指標(染色体末端のテロメア)が短く(老化が進んでいる)、前癌病変のある曝露部では、さらに短いことを証明しました(平成26年・2014年)。つまり、光老化により癌が発生しやすくなることを説明しました。過度の日焼けは、避けたいです。日傘のご使用をおすすめ致します。

導師様用の朱傘

導師用の朱傘 傘の周囲が丸く安全になっていることが多いです

ところで、大きな法要(釈尊・お釈迦様・ブッダの教えを学ぶことで、もちろん年回忌法要、開眼法要を含みます)では、赤い大傘(朱傘・野点傘・つまおりのだてがさ)を通常1本(和傘ですから一張り?)使用します。導師様!にさしかけています。お導師様のしるしですね。しかし、住職は一生、朱傘の日陰に、はいることはなさそうです。大きな法要の導師になることはありませんから。法要前の屋外のお練り(行列)では、少しだけ日の射すところを歩いて、お導師様より老化することになります。


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