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2018年11月21日

最近流行?の永代供養2 11月9日の続きです

お葬儀の引導法と読経で永代供養は終わっているという意見があることを書きました。しかし、追善供養(生きている人が行う善行が、亡くなった人の善行となる)という言葉もあります。福性寺のお檀家は、頻回に年回忌法要(=追善供養)を行いますね。

ところで、永代供養の定義とは何でしょうか?福性寺の住職は理科系!で、相変わらず理屈っぽい?!わけではないです。(笑)しかし、何についても、その定義は?とよく言いますね。

これがですね!寺院により、定義が全く異なるのです。普通は、「寺院が永代にわたり追善供養すること」でしょうか(=実際に何をするのかがあいまい)。永代は永世・永久と同じでしょうか?また、「寺院が永続的にお墓や共同墓を維持管理すること」を永代供養(どちらかというと「永代安置・納骨」でしょうか?)と定義する寺院もあります。しかし、これは難しいです。霊園の倒産や廃寺がないと保証できませんから。日本の人口の都市集中と人口減少により、倒産や廃寺、住職の不在(無住化)は特別のことではなくなりそうです

平成13年

お檀家寄贈 肉筆胎蔵界大日如来  お父様の菩提のため 平成3年(1991年)の第13回忌追善供養法要て 福性寺のご本尊様は胎蔵界大日如来様です 掛け軸は客殿の床の間にあり幅は1mで大きいです(「福性寺の歴史第6版」93ページから)

私の共同研究者であったある生命科学者は、「故人を知っている人が現世からいなくなるまでのご供養」が、永代であると言っています。人それぞれ、異なる考えがあります。

本来、寺がなすべきことを含めて、永代供養という言葉をもう少ししっかり考えたいです。

しかし、倒産や廃寺以上に私の心配していることは、日本人が仏教的な心を持たなくなり、寺院運営ができなくなることです。

また、釈尊(お釈迦様・ブッダ)の教えの中で、永代供養は意味があるのでしょうか?今後も永代供養について私も考えますが、皆さんも考えて下さい。ご意見を下さい。今回は結論はありません。

 

 

 

 


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