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2019年1月10日

お戒名=人生を総括したお名前

新年の1月7日、さいたま市で葬儀を行ってきました。久しぶりに少しだけ遠出をしてきました。福性寺から葬儀場までの距離は30 km余りでした。自動車では寺からわずかに40分弱の距離でした。しかし、年齢(苦笑!)のためか、通夜前の夜の高速道路の運転はつらかったです(別記事で書きます)。

法要開始 これから五体を投地します

法要開始 起立して合掌したのち五体を投地(平成30年2018年11月3日記事)します

本題です。素晴らしいお人柄であった奥様が亡くなりました。創作バレエ、クラシックやモダンバレエの専門家=先生でした。お戒名は「飛天のごとく舞い踊り釈尊の教えからみて心身ともに美しい大姉(だいし)」様です。大姉とは年長の女性仏教者ですね。葬儀中に読む福性寺住職作の諷誦文(ふじゅもん、仏教的な追悼文、平成30年8月28日記事)の中では、故人のモダン・創作バレエの舞踊と企画、独自性について言及し、故人の人生を称賛しました。通夜・葬儀で般若心経を皆様とお読みしました。僧侶が不要なほど(本当です)の大合唱!でした。

お骨上げを待つ間も、ご家族・ご親戚から、故人の個性的で素晴らしいお人柄が語られました。故人の妹様などから、わかりやすい葬儀を有難う!とお礼を言われました。住職への励ましです。式次第の説明をしただけ!でしたのに。こちらがとても有難かったですね。

子供の名前には、ご両親が子供に実現してほしい希望が要約されていると思います。ひるがえって、人生の終わりには、故人の人生を総括(個々のバラバラなものを一つにまとめること でしょうか?)した、仏教的なお名前=お戒名が必要であると私は考えています。もちろん、故人の人生を熟知し、故人が人生の中で誇りとしていたものを知っていることが前提ですけれど。

女性のお戒名の最後は、信女(しんにょ)か大姉です。いずれも「尊き女性の仏教者」の意味です。亡くなった年齢やその印象により、両者を区分しています。言うまでもなく、お布施の多寡は関係ありません。男性の信士(しんじ)と居士(こじ)も、全く同様です。なお、大姉には長女・長姉の意味もあります。


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