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2019年1月22日

2回の追善供養法要 フレイル・サルコペニア?

昨日(1月21日・月曜日)、七回忌法要を行いました。まず冒頭に仏様のお戒名の意味を復習しました。また、全員で読んだ般若心経の「色即是空」についても説明しました。最後に、お施主様(奥様)には、「朝食でも肉や魚をお食べになって、ご長命を達成して、年回忌法要を、また行って下さい」と結びました。奥様からは「食事では、タンパク質を摂ることを心がけています!」娘さんお二人からも、異口同音に「母は朝ご飯にも、タンパク質・肉を食べています」と老年医学からは合格のお返事を頂きました。

最後に、義母様(今回の仏様とは別です)の年内の年回忌法要の日程を予約!してご帰宅になりました。住職は「1年に2回も法要をして大丈夫ですか?破産しませんか?」などと余計なこと(笑)を言ってしまいました。

ところで、最近、フレイルとか、サルコペニアという言葉を聞きませんか?

フレイルは、高齢者の虚弱などと翻訳されています。しかし、医師の間ではフレイルという言葉が用いられています。定義や診断法など議論が多いです。医師以外の皆さんもフレイルに関する知識を持ち、介護予防が進み要介護者の減少につなげたいと考える人が多いです。体重減少、歩行速度の低下、握力の低下、疲れやすい、身体の活動レベルの低下などが、診断のための基準です。

釈尊苦行像

釈尊(お釈迦様)苦行像 高貴なお姿です 釈尊が35歳の時であろうと思います 苦行の後にHPサイドメニューの仏教徒海外奨学基金の右の絵のように「牧女の供養」(牛乳粥)をうけます 釈尊は肉を含めて布施された食べ物は全てお食べになりました(ガンダーラ出土パキスタン・ラホール博物館)

サルコペニアは、筋肉量の低下を言います。筋肉量が減少して筋力低下や、身体機能低下をきたした状態です。具体的には、脚や腕が細くなります。歩く速度が下がります(毎秒1mか0.8 m以下)。また力が弱くなります(握力低下:男性26㎏、女性18㎏以下)。サルコペニアは、フレイルの一部ということができます。

フレイルとサルコペニアは、医師以外でも知っておくべき言葉であると思われます。しかし、カタカナではなくて、適切な日本語がほしいですね。それでも、内容やカタカナの意味は知らなくても、予防法(健康で長命の方法でもあります)は、1.運動、2.栄養(タンパク食・肉食)、3.外出(など社会との関係維持)!です。どうか健康なご長命を達成して下さい。

昨日の七回忌のお施主様は、タンパク食を心がけており、フレイルやサルコペニアに関する知識をすでにお持ちでしたね。さすが!福性寺のお檀家です。有難いです。

今年の4月23日の大施餓鬼会と11月の合同講演会における健康長寿講演会は「高齢者の栄養、フレイル・サルコペニア予防」に関するものです。どうかご出席下さい。


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