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2021年4月7日

「死後はどうなるんですか?」

「死後はどうなるんですか?」数日前の葬儀での質問です。お檀家のお嬢様からです。「死後の世界を考えることなく今を大切に生きよ!」(釈尊)ではダメですか?

ちいさな寺と本堂のわりに大きな燭台(しょくだい、1m)と大きな常花(じょうか1.3m)のために福性寺の曼荼羅(1.2m四方)はよく見えません しかし仏様となったご先祖様からは皆様が見えているといいですね

小さな寺の小さな本堂のわりに大きな燭台(しょくだい高さ1m利田家の寄付平成19年2007年)と大きな常花(じょうか1.3 m堀江家昭和3年1928年)のために曼荼羅(1.2m四方)はよく見えません しかし仏様となったご先祖様からは皆様が見えているといいですね

オンラインでの豊山シンポジウムが令和3年3月にありました。タイトルは「葬儀再考」でした。4人のシンポジストがお話になりました。「ぶれない葬儀~密厳浄土を考える~」の演題で、真言宗豊山派総合研究院修学研究所常勤研究員の山口史恭師(福島県会津若松市金剛寺、素晴らしい僧侶です)は以下のようにお話をしています。

たくさんの前置きや議論は省略します。「故人は密厳浄土において曼荼羅(まんだら)の中の一尊となり、おおいなるいのち(大日如来)と一体となっている。そしてあらゆるイメージに変化しながら(等流身)、いつでもどこからでも、遺族・子孫を見守っている(令和2年豊山シンポジウム「葬儀再考」冊子19ページ」:講演はインターネットYouTube期間限定配信)

つまり、私たちの死後の行き先は、葬儀の読経と引導により仏となりますので、たくさんの仏様(諸尊諸菩薩)のお待ちになる曼荼羅(まんだら、つまり密厳浄土)の中です。曼荼羅の中央には大日如来がおいでです。曼荼羅の中から家族を見守ります。

うわー!お大師様(弘法大師)は素晴らしい!ですか?ちょっと、ピンとこない!ですか?お寺の行事などに参加して、ピンとくるといいですね。

しかし、ご質問を頂いたお檀家からは「こちら帰ってくることはないのですね!」と念押しされました。ちょっと、残念そうでした。また、さみしそうでした。「帰ってくる?」のお返事は次回の記事に書きますね。

福性寺の曼荼羅は、内陣のご本尊様の左右にあります。向かって左(西)は金剛界曼荼羅、右(東)が胎蔵界曼荼羅です(メニュー「福性寺について」の「福性寺本堂内陣」を参照して下さい)。写真は胎蔵界曼荼羅です。

なお、この記事は山口史恭師にも読んで頂く予定です。

 

 


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