「江戸時代からです」とお答えしています。
福性寺での施餓鬼会の詳しい歴史は資料がありません。過去帳など江戸時代からの文章はすべて改めています。江戸時代以前か江戸時代のいつごろか知ることができません。
福性寺では、戦前1945年以前から施餓鬼会はありました。父からの伝聞です。また、江戸時代からとも聞いていました。
今回、福性寺の周りのお寺の住職に聞きました。皆様が私より若いです。しかし、疑問がありましたら、あらゆる皆様にお聞きするのが私の流儀です。
足立区関原の大聖寺の石井僧正(医師・医学部教授)から、令和6年5月26日の華蔵院様の施餓鬼会で聞きました。
「大聖寺の本堂の建て替えの時にでてきた江戸時代の記録の中に、西新井大師の施餓鬼会に出仕する住職の記録が出てきています」とのことです。ほぼ200年前です。「施餓鬼会を旧暦のお盆に行っていた」らしいです。盂蘭盆会の付属の行事であったようです。
寺により歴史は異なります。しかし、江戸時代350年前から施餓鬼会を行っていたとの歴史を持つ寺もあります。
話変わって、中国大陸では、梁の武帝(高祖)の時代、西暦505年に営んだ記録があるそうです。
また、日本では、施餓鬼は鎌倉時代の末頃より年中行事の一環として行われてきて、現代に至っています。日本では中世より現在まで継続している!すごい。
施餓鬼会は、報われない死者を弔う法要の一つという理解が普通でしょうか。
しかし、現代では、亡くなった方全てに対する供養という意味合いに変わってきていると思います。もちろん、福性寺住職もそのように考えて法要を執式しています。
また、お檀家の皆様がゆっくりと僧侶の話やお経を聴き、心の安らぎ(安心)をえる機会と考えています。
平成28年2016年4月28日平成28年4月23日 仏様やご先祖様にお供物(香華、飲食など)を真心からささげる合同法要/大施餓鬼会報告https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/45
今年ご欠席の皆様、来年はご出席ください。