天安門事件(平成元年1989年6月4日:日曜日)から31年が経ちました。この事件を取り上げる新聞やテレビニュース(「旧メディア」と言う人がいます)が少なくて、驚きました。
事件の年の秋に中華人民共和国に出かけました。天安門広場では、戦車の走った跡がまだ鮮明でした。キャタピラが石の上に乗り上げたため石が壊れ、そのままでした。しかし、「自由と民主のために亡くなった多数の学生」の存在を実感しました。心が痛みましたね。
ところで、親友の「〇全紅教授」がいます。35年ほど前に日本に来ました(短期留学)。毎日、昼食を一緒していました。まだまだ、中国が貧しい時代です。
その後も、天安門事件の後の福性寺の団体参拝、中国での私の研究、国際医学会、家族旅行(2回)を含めて、私は12回中国を訪問しています。
毎回、先生と一緒に中国の国内を旅行します。彼の米国留学の帰り道にも日本であいました。また、私の引退講演会でも講演を依頼しました。
彼は義兄弟と私を呼びます。いつも、私が中国旅行をするときは、ツインベッドルームを同室します。春から夏は蒸し暑いので、お互いパンツだけで過ごすこともあります。
ところがですねー!一度、公安警察が3人も部屋(外資系ホテル)を訪ねて来ました。その時、お互いパンツ一つ!ですから困りました。怖い顔の警察官で、私を足のつま先から頭のてっぺんまで、しげしげと視ていました。私の義兄弟が、身分証明書(国内パスポート)を出して説明して、私のパスポートをメモをして終わりました。義兄弟は(多分父親からの)共産党員ですから、中華人民共和国では特別の信用があります。また愛国者です。
さて、なぜ警察官が来たのかわかりますか?
私は、明確に「中華人民共和国のチベット支配」に反対です。また「共産主義者」ではありません。思想問題だと思いますか??
実は、中国では「全紅」と言う名前は女性の名前らしいです。「不逞外国人」が中国人女性と同室している!と疑われたわけですね(笑)
女性がいると思ってきた警察官が、パンツ一つの大男(身長が183㎝)がいたので、びっくり!か、ガッカリ!ですね。
でも、「公安」が宿泊者名をチェックしていることがわかりました。外資系ホテルでも。
香港情勢を見るまでもなく「台湾や日本のような普通の選挙」があるようになってほしいです。