認知症について書きます。
認知症に類似した症状を示す病気は多いです。十分な検査を受けずに、施設でただ漫然と時間を過ごしている方もいます。死亡後の病理解剖でも、認知症であったことが証明できない患者もいます。
また、認知症にはいくつかのタイプがあります。治療のためには、これらを鑑別(=区別)する必要があります。
認知症は、専門家による検査と診断を受ける必要があります。認知症の検査には、専門家による長谷川式スケールなどによるテスト(インタビュー)、CT、MRI、脳血流シンチ、PETなどがあります。インタビュー形式の検査も、専門家が行う必要があります。また、CTなど頭の中を視る検査も必要です。写真の東京都健康長寿医療センター(写真)は認知症の診療・研究に関するレベルの高い専門家が多い施設です。
今回の施餓鬼会(4月23日・月曜日)では、東京都健康長寿医療センター研究所のレベルの高い専門家による「認知症」に関する講演があります。なお、外出や講演を聴くことは、認知症予防の優れた方法です。