副住職の圭誉が新潟県の善照寺灌頂道場で大伝法院流伝法灌頂便壇阿闍梨を厳修しました。善照寺様は多方向に活発な活動をして本当にご立派です。
ありがたいことに、この行事には30~40人の僧侶が集まり、お手伝いなど懸命に厳修者をサポートしているようです。
|善照寺|真言宗豊山派|新潟県 刈羽・柏崎 (zenshouji.or.jp)
私は高知県で行いました。お大師様(弘法大師)のゆかりの金剛頂寺です。
龍頭山 光明院 金剛頂寺 – (一社)四国八十八ヶ所霊場会 (88shikokuhenro.jp)
西暦805年、お大師様が恵果阿闍梨より授けられた伝法灌頂です。入唐は804年です。ちなみに806年には帰国しています。そして大師以来今に至ります。
脱線します。私が剃髪したあと、赤く見える(つまりワインレッド)Yシャツを着て黒にちかい紺色のネクタイをして病院・研究所(一体の建物)に出勤しましたら「もともとコワイ顔なんですから、驚かさないでください」「今日は先生のおごりで大栄(寿司さん)でいいですね!」などと部下の研究員「警備を呼びますよ」などなどと受付の看護師さん。とても楽しかったです。
また、黒のシャツに派手なネクタイで病院の病理診断科で顕微鏡をのぞいていましたら「病理診断もできる反〇(⁼小心でなれません)ですか」と病院の病理の技師さんが喜ばせてくれました。皆さん!とてもリアクションがよいです。
何を言うと私が喜ぶかを知っています。言葉の布施ですね。
シャツとネクタイはこの日のため、皆さんの反応を楽しみに用意していました。
伝法灌頂のために休暇を頂きましたので、早じまいして(と言っても午後7時すぎ)大栄寿司さんで乾杯のまえに挨拶をしました。「図体(ずうたい)の大きい人間(180㎝以上あります)は、気が小さくて心が優しいのですから、私の性格を誤診しないで下さい」一斉にブーイングでした。誤解がとけませんでした。(笑)
副住職はよほど私よりマジメのようです。けっこう面白いことをいうのですが。実行力がない(笑)
令和元年2019年10月2日伝法灌頂(でんぽうかんじょう)とは? https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4398