つい最近「お墓は先祖とつながる場所ですから」とお檀家のお母さんから聞きました。いいこと言いますね!とお返事すると「エッ住職さんのホームページの記事で読みました」と。
記憶がだいぶ怪しくなりました。確かに何度か書いたり話してきました。
ところで、お一人住まいでお子様のいないお檀家から「福性寺に埋まりたいのでよろしく。お骨は福性寺に永代供養(安置)してほしいです」と聞くことがあります。どちらのお寺にも普通にある話だと思います。
「あとは、兄弟・姉妹、甥・姪がいるので、頼んであります。大丈夫です!」ともお聞きします。
いやいや、大丈夫ではないことが結構あります。
兄弟・姉妹様では、先に亡くなったりします。認知症になった兄弟の財産を使ってしまうなどもあります。
甥・姪様は、お檀家が亡くなったあとの納骨場所について「ご遺言=故人の意思」を尊重しないことがあります。ドライなんですね。というか・・・
つまり、お檀家からは「福性寺に埋まりたい・・・」と口頭で住職にお話を頂いていても、お骨が来ないことがあります。
お檀家が亡くなった後、福性寺に埋まりたいというお檀家の意思とは関係なく、お墓を壊してお骨を他の施設にお持ちになった姪様がいました。
死後、ご自分の意思を「必ず」実行してもらうには、公正証書遺言(書)が必要です。面倒な世の中となりました。
行政書士さんであれば、数万円で公正証書遺言書を作ってくれるようです。もちろん弁護士さんも作ってくれます。
閉眼供養についての記事を私の尊敬する先輩がお書きになっています。
光明院様 墓所閉眼 (ameblo.jp) https://ameblo.jp/1944927/entry-12867456971.html
令和5年2023年5月3日お墓を引っ越したんですか?https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/17879
令和6年2024年1月14日「将来更地化料と永代納骨安置料」https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/21193