どこかの老人ホームに、毎週出かけます。お檀家におあいするためです。
ご存知の通り、また統計によりますと、通常、日本人は毎日入浴している人が80%弱で、そのつど洗髪をしていると言われています。
しかし、「お年寄りは週2回の入浴でよい」と私は「十分に考えずに」「なんのデータもなく」断定的に思ってきました。科学者らしくなかったです。また、思惟(仏教の世界では「しゅい」)しなかった?!「八正道」の正思惟(釈尊・お釈迦様・ブッダのように考える)しなかったのです。介護に関する法律では、週に2回(以上)の入浴が決められています。
自分たちは、当然のように毎日!入浴しています。入浴後は軽い運動をした感じです。大変、気分がよいです。釈尊も尼連禅河(にれんぜんが)で沐浴(頭と体を洗った)したあとに悟りを得て、カクッター川で沐浴したあと、涅槃を迎えましたね。
認知症の患者さんは、入浴や食事をしたことをお忘れになってしまうことがあることから、お年寄りの入浴回数を考え直す機会となりました。
もちろん、入浴回数が多ければ多いほどよいとは、ならないと思います。お年寄りのお身体の状態・個人差がありますので。また、入浴回数と健康や免疫力に関するデータを知りません。しかし、週2回は少ないかな?と考えるようになりました。それは、高齢者の皆さんも、体力の許す範囲で、お風呂に入って、入浴後の爽快感・幸福感をもっともっと味わってほしいからです。入浴に関しては、2回過去の「福性寺健康長寿講演会」でお話を聴いています。
ある老人ホームでは、週に3回以上の入浴を宣伝しているホームもあります。もちろん、人手とお金の問題があります。私の昵懇の老人ホームの施設長さんは、有料で入浴回数を増やしたいといつもお話し頂いています。お年寄りの立場に立っています。本当に立派です。
追加の入浴の料金は当然です。さらに、入浴回数を増やすことが、お年寄りの健康の増進や、老人ホームの人気につながると思いました。
ところで、両親の財産形成に何の貢献もないのですが、お年寄りのお金をお年寄りのために使うことに反対する子供がいますね。間違っています。これは「老人虐待」です。
皆様はどのようにかんがえますか?以下にお風呂に関する記事があります。
平成29年・2017年11月17日「晩秋 インフルエンザ予防のために」 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/823
平成29年・2017年1月28日「春のお彼岸が待ち遠しいですね」 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/390