福性寺の境内には、モミジは少ないのですが、きれいに紅葉しています。桜の木やアンズの木が紅葉しています(写真上)。また、ハゼの木が白山神社側に数本あり、これらの紅葉は見事です(写真下)。このハゼの木は、盆栽を楽しんだあと庭に植えたものです。
12月2日と3日(土曜日・日曜日)には、一周忌(土曜日10時から)、四十九日忌(日曜日11時から)と三十三回忌の3家庭によるご法要がありました。合計で60人余りのお檀家とご親戚が集まりました。お集まりの皆様に、紅葉を見て頂きました。江戸時代の始めからのご先祖様を持つお檀家が2家庭と、100年近く前のご先祖様を持つお檀家でした。どちらも、福性寺の代々の大々パトロン!です。
ところで、紅葉を観て思い出すことがあります。紅・赤はお釈迦様の旗の色のひとつです。国際仏旗(各国共通してお寺に掲揚する旗)は、5色からなります。そのうちの紅・赤は「御仏の慈悲」を表します。また、真言宗では、赤は平等を表しています。紅葉の季節は、山全体や木々が、慈悲と平等にあふれています。つまり、紅葉した木々を観ることにより、人々にしみじみとした気持ちを感じさせ、楽しみを与え、苦しみを除いてくれます。これを抜苦与楽(ばっくよらく)という人もいます。
今日の福性寺の写真をご覧下さい。温かい服装で墓参においで下さい。
平成30年の元旦読経会は午前10時開始です。