お子様の年回忌法要を勤めました。
お子様を亡くしたお檀家の法要は、つらいです。どのような法話をしてよろしいのかわかりません。お子様を亡くしてから、お母様のお元気な姿や笑顔を見ることは、とても少なくなったような気がします。服装もすっかり地味なご様子の方がいます。もう少しお元気であるとよいなと思います。

百年前(大正10年1921年)の福性寺の過去帳 8月終わりから10月終わりのページです 10霊の仏様が記録されています 大人は2霊 子供が8霊です この時代のお母様のたび重なる悲しみを見るようです 私の身近でも3人のお子様を亡くされた方がおいでです(過去帳は住職のみが閲覧します どなたにも公開していません)
もちろん、「キサーゴ―タミー」のお話(説話)は知っています。しかし、お子様の年回忌法要では、生前のお子様のご様子などをお聞きするだけです。つまり、世間話ですね。
どのような話題がよいのか、どのようなお話をするべきか答えがでていません。
以前、別の奥様から「住職さんは子供を亡くしたことがないから!うらやましい」とお聞きしたことがあります。
最近、お子様を虐待する親のニュースが多いような気がします。なかには、子供を死に追いやる親もいるようです。お子様が成人することが難しかった時代や、お子様を亡くされたお母様のお気持ち、はかり知れない深い悲しみ、を知っているのでしょうか。
「キサーゴ―タミー」「ゴ―タミー」説話をご存じない皆様は、ネットで調べて下さい。