東京のお盆は終わっています。7月13~15日でした。それでも8月のお盆に墓参の皆様がおいでになります。
静岡県伊東市から墓参頂くと連絡がありました。住職が外に遊びに行かないように!と言うわけですね。
8月のお盆でも、できるだけ本堂の玄関を開くようにしています。午後4時までです。しかし、本日は台風のために、すでに閉じました。
写真の説明です。本堂の玄関の右端には、アクアクララ(冷たいお水)、中央はお賽銭箱、インド・スリランカ・チベットの子供や学僧の奨学金になるとの解説プレート、左には虫よけスプレーと「福性寺の歴史」が置かれています。「福性寺の歴史」第8版は、もちろん無料です。
玄関と本堂内部=外陣(げじん、畳敷き)を隔てるのは、白と透明(反射率5%)なプラスチックと中央の超低反射(反射率1%以下)ガラスです。容易にご本尊様のお姿を見ることができます。
だいぶ以前ですがお檀家の男性から「2階にある本堂ではないので、ご本尊様にお参りしやすいです。でも、なかなかお姿を見ることができないです」1階にある本堂は合格、でも中が見えないのは不合格みたいです。「防犯などで鉄筋コンクリートの本堂の玄関が、鉄の戸で堅く閉まっているのはしょうがないと思います。しかし、ご本尊様をお参りしたいと思う心からは、白いプラスチックは残念ですね」とお聞きしました。確かに。
さっそく透明のプラスチックに変更しました。しかし、反射率が大きくて、やはり中をよく見ることができませんでした。このため平成29年2017年に両脇の戸の中央に低反射ガラスを挟むようにしました。30万円ちかくのコストでした。かなりよく見えます。加えて本堂の内部の照明を明るくしました。LED照明です。
この話題をお檀家の皆さんに何度か話してきています。
お檀家の娘さん(と言っても私より数歳若いだけです)で頭の回転の速いことに感心している奥さんがいます。
ごく最近「住職さん!秘仏って仏様に失礼じゃありません?」エー!「だって普段、仏様は仏様のお家の戸の裏側ばかり見ているだけでしょ」「密閉しちゃうでしょ」「見えないし」確かに見えないです・・・ お寺ごとの事情がありますから・・・ 答えになっていません。私は考えたことがなかったです。
平成31年2019年4月7日花御堂(はなみどう) 平成31年4月7日https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/3088
平成29年2017年8月12日旧盆のお墓まいり https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/620