令和六年の歌会始!NHKニュースでは、アナウンサーが吟誦(ぎんしょう)せずに:節を付けずに、和歌を「読んで」いました。
お寺が詠われているかしら?と思い新聞をみました。一首だけありました。
「仁和寺のお堂にひびく声明の音ふくらみて我をつつみぬ」高円宮妃久子殿下。皆様がご存知のとおり、声明(しょうみょう)は、お経にメロディー(旋律)をつけて唱えるものです。
仁和寺は真言宗御室派(おむろは)の寺です。門跡寺院(皇室ゆかりの寺)です。和歌にお寺や声明を詠んで頂きありがたいです。
「真言宗の声明っていいですね!」総代様のお子様、と言っても80歳代です、から聞きました。総代様の年回忌のご法事でした。お大師様(弘法大師様)のお陰で、真言宗の声明を唱えています。
現代仏教の声明は、天台宗に起源のあるたくさんの宗派の声明と、真言宗の声明があります。天台宗を含めて、他宗の声明をゆっくり聴いたことはありません。親族の葬儀の時だけ。このため、他宗と真言宗の声明を比較することができません。
真言宗豊山派の声明には、ゆっくりとして大きな抑揚があります。
福性寺住職の肺活量は、5000㏄以上です(公称です 声明と関係ないかな?笑)。しかし、声明は決して上手と考えたことはありません。
タイトル「真言宗の声明・・・」は、何度か聞いたことがあります。一般論か「もっと頑張ってよ!」との励ましかなと。
令和5年2023年3月22日 昨日の春季彼岸会読経会https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/17142
平成28年2016年12月15日元旦読経会においで下さい どなたでもご参加頂けますhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/311
なお「仏教徒海外奨学基金」の受け入れ先のスリランカ・ミヒンタレー市のサンガラタナ師から聞きしました。上座部の坊さんは、大きな声で経を唱えることはないそうです。実際、サンガラタナ師もインドのボーディパーラ師の読経も、口の中で唱えるようなお経でした。アレ!なんで?ですね。
平成28年2016年4月25日Bodhipala師が来寺 インドの子供に奨学金https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/36