10月31日(月曜日)にスリランカのサンガラタナ師にご来寺頂きました。約2時間懇談し本堂で読経をして頂きました。スリランカの言葉による上座部仏教の読経をお願いしました。サンガラタナ師は駒澤大学に2年間留学していました。このため、日本語と英語を話します。
サンガラタナ師には、私どもの和太鼓演奏付きの仏説摩訶般若波羅蜜多心経と光明真言をお聞き頂きました。また、仏讃歌「おちかい」(西洋音楽)をお聞き頂きました。大変楽しい時間を過ごすことができました。サンガラタナ師にとって、仏教寺院内での和太鼓演奏と西洋音楽は初めてのご経験とのことでした。「おちかい」の歌詞は、容易な言葉で仏教を説いているとお話し頂きました。
また、平成28年度の仏教徒海外奨学基金(25万円)と交通費をお預けしました。すでに平成3年から、サンガラタナ師と師の日曜学校の生徒には、奨学金を送り続けています。師の帰国後、40人の子供の奨学金になるとのことでした。また、奨学生からのお礼の絵画(16枚)を頂きました。それらの絵には、仏陀、仏舎利塔、菩提樹、無憂樹(アソカ)、寺院(普通の家と区別がつきません)などが描かれています。また、ジャータカに題材を得たものも多いです。なかなか力作揃いです。
これまでサンガラタナ師から多数の菩提樹の葉を頂いてきました。仏陀がその下で悟りを開いた菩提樹は、5世紀に切り倒されました。しかし、それ以前に、挿し木の2代目はスリランカに送られていました。つまり、その木は挿し木ですから、遺伝子やDNAは初代の木と全く同じです。素晴らしい形の葉です。まだ、福性寺には頂きました菩提樹の葉が少数が残っています。ぜひとも、皆様にもご覧頂きたいです。