5月5日は法務(年回忌法要など)のないゆったりした1日でした。今年も玄奘祭(さいたま市岩槻区)と、老人ホーム(吉川市)に出かけてきました。以下のリンクは2年前の玄奘祭の記事です。
(https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/482)。
最初に玄奘三蔵法師塔(写真)の前で「仏説摩訶般若波羅蜜心経」を読みました。慈恩寺に通じる2車線の道から枝道に入ると、三蔵法師塔があります。枝道の入り口に案内板はありません。しかし、塔の前に駐車スペースはあります。やはり、修行の足りない僧侶(私です)でも、塔のまえで心経を読むと感激しますね。
玄奘祭は参加者が増えて、年々盛んになっています。子供たちは孫悟空の稚児衣装でした。僧侶、稚児(孫悟空のコスプレ?)、お父様・お母様、猪八戒、沙悟浄、白馬など二百人の行列が慈恩寺から玄奘三蔵法師塔まで練り歩きます(写真)。11時出発でした。
あれ!孫悟空と玄奘三蔵がいない?と思いました。孫悟空はたくさんのお子様でしたね。猪八戒と沙悟浄の後ろの(小)孫悟空をご覧下さい。しかし、玄奘三蔵のお姿はなく白馬だけでした。7歳以下のお子様に無料で稚児衣装が貸し出されています。
街道沿いのお店で昼食後、吉川市の老人ホームに出かけました。この時季のお土産は、柏餅です。お訪ねした方は96歳!です。しかし、新聞を読むことができ、週刊誌も読んでいると言うのです。以上は、ホームの職員から聞きました。職員は親切です。私どもにお茶まで頂きました。普通は85歳ごろから、眼鏡をかけてもなかなか視力の出ないようになります。しかし、この方はラッキーですね。頑健な身体はご両親からで、ご両親に感謝をしているとのことでした。車椅子歩行です。脚のむくみ以外は健康に問題がないとのことでした。楽しい昔話となりました。1時間ほどお邪魔をして帰りました。
夕方からは、お檀家のご親戚(ご信徒)の訪問がありました。お母様のお葬儀の相談です。「お母様の思い出話」を、お嬢様・お孫様と楽しくお話ししました。葬儀にご使用になるお写真(遺影)を、一緒に選びました。若い時のお写真をおすすめしました。また、故人の一生・人生を振り返りながら、お子様方とお戒名のご相談をしました。採用した文字は、「慧」「飛」「範」などです。
玄奘三蔵に関しては、「西域の砂嵐 玄奘(げんじょう)三蔵」(2018年12月14日)も見て下さい。(https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/2161)