真言宗豊山派白王山中台院福性寺真言宗豊山派白王山中台院福性寺
  • おばあさん、おじいさんとも歩きたい(陳情中)
  • 仏教徒海外奨学基金

最近の投稿

カテゴリ

過去の投稿

2021年11月5日

根来寺(ねごろじ)興教大師のふるさと

ご信徒様からメール(青地部分)を頂きました。許可を得て転載します。根来寺にお出かけになるとお聞きしましたので、コロナ下の根来寺の様子を教えて(レポして)下さいとお話をしていました。心と教養の豊かなご信徒様です。

興教大師(覚鑁師)廟 根来寺奥の院

興教大師(覚鑁師)ご廟 根来寺奥の院 南無興教大師(〇蔵司様撮影)

根来寺は、いわゆる(広義の)新義派真言宗全体(真言宗豊山派、智山派、新義真言宗)の故郷です。和歌山県岩出市根来にあります。お大師様(弘法大師)のあと、約300年後に高野山で真言宗を修めた興教大師(覚鑁師)が教学の新たな発展のために根来寺を開きました。

今、東京に向かっています。根来寺は、新大阪から2時間以上かかりました。不便な山手にありました。バスは1日に数本でタクシーで行くしかありませんでした。すごい僻地ですが、このような場所に考えあってお寺を建てたのでしょうから、意味があるのだと思いました。

境内は大変広く、庭園もきれいに整備されていました。しかし、何しろ参拝客は私1人で、スタッフは見かけませんでした。寺務所には僧侶が4人いましたが、皆様暇そうでした。タクシーの運転手さんの話だと、お寺を訪れる人は少なく、桜の時期は付近の山がお花見客で賑わうらしいです。午後から出かけたため、お寺には1時間半しかとどまることができなくて、4時には早々に閉門でした。

修行堂の役行者の像と、奥の院の興教大師覚鑁師のご廟、不動堂が印象的でした。建物内は撮影禁止ですから、大した写真はありませんが、添付します。

根本大塔

根本大塔(〇蔵司様撮影)多宝塔様式です 日本最大の木造の多宝塔 真言宗寺院では内陣の大壇のうえに多宝塔は安置されています

お寺の休憩室に「高尾山報 令和3年5月号」という会報が置いてありました。その中の「観音菩薩の宗教」という記事に、田久保周誉先生のお名前がありました。「オンアロリキャソワカ」のサンスクリット語について、「真言陀羅尼蔵の解説」からの引用でした。今もなお、お父様の本は生きていると感じます。周誉先生の梵字の本が来年できますね、楽しみです。

寒くなりますから、お身体を大切になさって下さい。〇蔵司〇〇

 

以下はあわせてお読み頂きたい過去記事です。興教大師のお像があります。

平成30年2018年10月11日興教大師のご紹介のお檀家 佐賀県人 学僧の中の学僧 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1858

先代住職の著書と真言について

令和2年2020年8月19日先代住職からのお小遣い「真言陀羅尼蔵の解説第3版」美味しい不味い https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/6710

令和2年2020年1月20日記事の中にある「観世音菩薩真言」とは何ですか?「梵字悉曇」平川出版社1981  https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/5201


キーワード検索
カテゴリ
過去の投稿

ぜひ、福性寺のホームページをお気に入りに追加下さい。
最新情報を更新しておりますので、ご覧下さい。