栃木県で葬儀を執式してきました。東北自動車道を佐野藤岡インターでおりました。自動車で2時間ほどの距離です。お通夜と葬儀を日をあけて行いました。
「こちらあたりでは、新型コロナウイルスの流行以来、1日葬だけ!」と葬儀社が言うのです。亡くなってから葬儀まで5日間ありました。火葬場が混んでいるらしいです。
「お通夜」をご自宅で行うことを提案しました。死亡の翌日、枕経と通夜を兼ねて葬家を午後3時ごろ訪問して、故人に対面してきました。私の最も好都合な日でした。住職が来る!というので、近隣の皆さまや故人の友人約20人が集まっていました。通夜の意義「現世の仏教的な卒業式」を説明しながら読経をしました。読経後、故人の人となりについてお聞きしながら、ご家族と一緒にお戒名を考え、ご家族に提案しました。喪主の妹様から「父と同様なもう少し簡単で明快なお戒名では?」とご質問がありました。この率直さ!いいです。お友だち扱いでありがたいです。
本当にお檀家は有難いです。この日は、皆さまから、大歓迎をされました。立派だとか、格(地位?身分?)が違うとか、声がよいとか、おほめ頂きました。体格を除いて立派でないし、坊さんの格ないかな、声は大きいだけです。
たくさんの世間話のあと、たくさんのどら焼きや大福(笑)を頂戴しました。
帰寺後、ご本尊様にお供えしました。帰りは圏央道の五霞インターを利用しました。帰寺は午後6時を過ぎていました。
お通夜の3日後の葬儀当日は、朝8時に寺を出ました。11時開始の葬儀ですが、1時間前に到着するように考えました。葬儀式場には、たくさんの葬家の隣人やご親戚が弔問のために、おいでになりました。200人近くだったでしょうか?大部分の弔問者は、お焼香とご挨拶だけで帰宅していました。しかし、久しぶりの「昔の葬儀」と言う感じでした。昔と言ってもコロナ前です。
火葬後、葬儀の会場が使えない!とのことで、ご自宅に戻って「初七日法要」。やはり多数でした。お寿司もたくさん用意されていました。葬儀と同様に参列の皆様と般若心経を読みました。私の声がよく聞こえないほどの大合唱でした(坊さんいらず:笑)。
それにしましても、心のこもったご立派な葬儀をするご葬家と葬家の皆さまでした。帰寺は5時半でした。
有難いお布施を宗教法人に頂戴しました。しかし、珍しくちょっと疲れました。心地よい疲れですね。往復と火葬場へのドライブは、あわせて4時間以上でした。
葬儀の翌日、布施、お車料の合計を布施として領収書をお施主様にお送りしました。
宗教法人会計とお布施の領収書について
平成30年2018年3月6日総代様会 透明性の高い法人会計 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1036
令和2年2020年8月5日お棚経の奉告法要・報告書「宗教的な領収書」https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/6597