若い皆様がご出席の追善法要のときは、最後に「ご質問はありますか?」とお尋ねするようにしています。10月17日、中学生(高校生かな?)から「なぜ、お寺にハートがあるんですか?」全く予期しないご質問でした。
「お寺にはハート・心がありますか?!」ありますよね。慈悲心...菩提心とか...十住心も...般若心経も...
まったく違いました。
人天蓋(にんてんがい)の瓔珞(ようらく・仏具の垂れ下がった飾り)の先端の風鐸(ふうたく)にハート💛があるらしいです。
私には、どこにあるかわかりませんでした。目が節穴となってきています。唐草模様の葉でしょうか?若い人の目はいいんですね!身体能力については、若いって素晴らしいです。
「調べておきます」とお話をして法要を終わりました。そこで後日、専門家に聞きました。竹澤仏具店(荒川区東尾久tel: 03‐3894‐6942)の竹澤様です。東京芸術大学をでた芸術家でもあります。風鐸や木鼻(きばな、柱の先に出ている部分)にあるようです。木工の装飾の形ですね。スケッチを頂きました。
今日、頑張って脚立(きゃたつ)に登りハートを探して写真撮影をしました。確かにハートがありましたね。初めて気づきました。この人天蓋は福性寺に来てから50年以上です。細部を観察していなかったことがわかります。恥ずかしいです。
ところで住職がハートの形で思い出すのは、最近では、動物(イヌ・ネコなど)のお位牌です。ハートの形をしていることが多いです。お戒名ではなくて俗名が書かれています 「ポチの霊」と言う感じです。恋人同士の💛ではないです。(笑)某お檀家で見ました。動物のお位牌の色はピンクや水色で樹脂製でとてもきれいです。
これから10月17日の法要のお檀家にお電話をして、お子様に福性寺のホームページを見て頂くようにお話をします。
人天蓋を真下から見た写真は「福性寺の歴史第8版」の表紙と85ページにあります。本ホームページ「福性寺について」の「書籍案内」にもあります。
本堂の天蓋について書いたことがあります
年令和3年2021年2月14日昨夜の地震 お墓に被害はありません https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/8085
ご本尊の上の仏天蓋が見えます
令和元年2019年8月18日8月のお盆中の葬儀「ウイングホール柏斎場」 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4105
なお、福性寺住職はイヌ・ネコ(ワンコ・ニャンコ)などの動物の法要はしていません。大切なご家族であることは、おわかっています。しかし、時間がないのです。このため、まずお檀家ご信徒様の法要に全力投球したいと思います。