柏市の斎場(公営)で葬儀を執行してきました。設備は新しい上に、近代的です。式場には、備え付けの白木の祭壇がありました。お葬儀でよく見る祭壇ですね。
お檀家には、火葬場を併設している斎場で葬儀をすることをお勧めしています。今回の喪主様は、私の意見を参考にして頂いたようです。誠に有難うございました。便利であることと、時間と経費を節約することができます。
しかし、今回は立派なお花の祭壇が、備え付けの白木の祭壇の前に飾られていました。葬儀社への支払いが大変だったと思います。
故人は旦那様と会社を経営していました。お戒名は、「常に誠実な仕事ぶりと優れた人格者であり釈尊の教えからみて心身ともにすがすがしく長寿を達成した仏教者」と考えました。昔かたぎの女性ですが、はっきりとお話をなさる方でした。私のとても好きなタイプのシャープな故人でした。

8月の盂蘭盆会(うらぼんえ、お盆)のご本尊様 ご本尊様の真上には仏天蓋 左右には曼荼羅(まんだら、ロウソクの後ろです) その上には一対の飛天が見えます 飛天は天衣(はごろも)をまとい2千年近く前のガンダーラ美術でも観ることができます 仏教世界の天人・天使・エンジェル像です しかし 翼はありません ご本尊様の応援団ですね 故石井英四郎様が建立しました
ところで、通夜と葬儀は8月のお盆前の連休でした。お盆前のために、自動車の渋滞にあうことなく問題なく斎場まで到着すると考えていました。
それでも、渋滞がありましても間に合うように、お通夜には午後4時前に出発しました。常磐道の小菅から柏までは、ひどい渋滞でした。お通夜を少し早く始めました。帰寺は8時半でした。
翌日の葬儀は、出棺がありますから、間に合うか本当に心配しながらの運転でした。午前7時半に寺をでました。午後2時半に帰りました。往路は渋滞がひどかったです。往復で3件の交通事故を見ました。到着時刻の予想がつきませんでした。
今回も、ご遺族とお話をする時間が十分にあり、時間はかかりましたが故人の「人となり」を従来以上に知ることができました。
初七日法要は、寺で期日通りに行いました。
8月のお盆中やその前後には、都内から離れたところでは、葬儀を執行することが難しいことがわかりました。