今回の講演会は天候に恵まれ素晴らしい天気でした。このためか、実に70人以上の皆様にお集まり頂きました。誠に有り難かったです。なお、9月8日の記事も参照下さい。
福性寺主催の「健康長寿講演会」では、仏教寺院の講演会と言うことで、法楽(ご本尊様にお楽しみ頂き私どもも楽しむ)として「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」を読み、その後講演が始まりました。
青柳幸利先生からは、中之条研究の成果に基づく、科学的根拠のある講演を頂きました。青柳先生には、高齢者の身体の活動状況を理解が簡単なように、歩く数(歩数)で説明頂きました。1日の歩数が3千歩以下ではうつ病などが心配であり、7千歩程度が健康によいとのお話しを頂きました。また、歩きすぎても、健康の増進は少ないとの講演でした。
住職も医師ですが、知らないことばかりの講演内容でした。堀船3丁目町会長の山岸桂子氏の要請で開くようになりました。
講演終了後、仏讃歌「お誓い」(西洋音楽)を斉唱して終了しました。
次に、堀船郷土史を語る会主催の「歴史講演会」となりました。ここでは宗教行事は一切ありません。
石倉孝祐先生から、「江戸庶民の観光地北区、王子・飛鳥山、浮世絵に見る変遷」との演題での講演でした。
まず「名所」とは何かということを、哲学的に丁寧に説明頂きました。
飛鳥山と徳川吉宗との関係を解説頂きました。1720年に桜が植えられ、以来たくさんの浮世絵が描かれてきたようです。
浮世絵の中の風俗の説明では、本当に江戸時代にタイムスリップしたような感覚が得られました。桜の花の下の女性のヘアースタイルの解説、料亭や押し寿司に関する細かい説明など本当に興味深く、当時に生きているような感じでした。浮世絵の中の細かい描写の意味も教わりました。
多くの絵の中に筑波山が明瞭に描かれていました。当時の石神井川の様子もよくわかりました。ユーモアあふれる解説でした。このため、本当に楽しく、満足しました。
どうか皆様には次回の講演会もおいで下さい。