真言宗式仏前結婚式の戒師(戒を授ける僧侶)を務めました。
仏前結婚式では、ご本尊様に三帰依戒(仏弟子の私は未来永劫、三宝に帰依します)と十善戒に基づき生活をすることを誓います。このことにより幸福な結婚生活が訪れます。
戒律?!古いなー!との声を聞きそうですね。しかし、十善戒とはすでに日本人の心の中に深く根付いています。日本人や日本とは?との質問には、正直、まじめ、いさぎよい、嘘をつかない、残酷な人が少ない、治安がよいなどの評価が外国人からあります。最近はクールジャパンもありますね。実際、これらは正しい評価であると思います。
十善戒は日本人の特性そのもので、日本人の特性十箇条ともいえます。以上を改めてご本尊様の前で新郎新婦が表明します。
さらに、真言宗式では、多くの日本の神様にも、新夫婦二人の加護を心から祈願しています。最後に、仏の加持水、すなわち、ご本尊様のお力により特別な能力を持った水をお二人に注ぎます。つまり、お二人のかための誓いの水を授けます。
今回は社会ですでに高い評価を受けている会社員と教員の結婚式でした。お二人の将来の益々の成功が楽しみです。
ちなみに、お釈迦様(仏陀)は16歳で結婚し、子どもをもうけています。その後、29歳の時に出家しました。
真言宗式結婚式の写真は「福性寺の歴史」の全ての版にあります。