日、米、豪、印の4カ国による「クアッド首脳会議」が昨日24日に日本で開かれました。
インドのモディ首相、来日時、飛行機から出てきてタラップの上で、合掌していましたね!ちょっとうれしくなりました。儀仗を受ける時も最初は合掌でした。
インド人の挨拶は合掌と「ナマステ」です。インド人でもイスラムの人は合掌しないと聞いたことがあります。
仏教徒では、合掌は対象に対する深い帰依や尊敬を表わしています。右手は仏、左手は自分と言う人もいます。合掌して仏への帰依を表すとか。
食事の前後の合掌も日本の家庭でよく目にします。合掌して「いただきます」です。食べ物に感謝するという仏教由来の習慣でしょう。
真言宗の僧侶は、礼拝(お寺では「らいはい」と読みます)時には、金剛合掌です。指を交差させています。右手の指が上です。強い仏への帰依を表しています。
インドのモディ首相は外交分野では、米国などの西欧諸国となかなか足並みをそろえませんね。400年間!の西欧諸国による攻撃・侵略やイギリスを中心とした植民地支配や民族と国家分断の歴史がありますから、足並みがそろわなくて、当たり前かなと。他の3人の指導者と世界観が違うのかなと思いました。
しかし、日本を西欧諸国と全く同一には見ていないと思います。先の大戦中にインド解放と独立のために戦ったチャンドラ・ボースのインド国民軍がありましたので。インド国民軍を日本軍は支援しました。インド人はボースをガンジーと同様にとても尊敬していると思います。
また、敗戦後まもない昭和24年1949年(昭和23年11月東京裁判の判決日)、日本に同情し、日本の子供をはげまそうとゾウをプレゼントしてくれた国ですから。当時のインドの首相ネル―から「インディラ」と言う名前のゾウがプレゼントされました。ネルー首相の娘(後に首相)のお名前と同じです。私が子供のころ上野動物園にいましたね。
簡単には笑顔で握手をしたりはしませんが、モディ首相には合掌(深い尊敬)で、世界平和に貢献してほしいです。
墓参にお出かけ下さい。
現在、インドの子供には奨学金を配布していません。平成28年2016年4月25日Bodhipala師が来寺 インドの子供に奨学金https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/36