「本堂にも常夜灯があるんですね?」連休中の三回忌の法要の後、施主の義弟様からお聞きしました。
お寺に関する知識がありますね!私のいうプロのお檀家です。お聞きしますと、四国遍路のおり、寺の門近くにある「石灯ろう」が常夜灯であると、道行く人のためであったと聞いたとのことでした。
また、お寺の中の什物にもあるとの説明を聞いたようです。ないお寺もあると思います。
大正3年1914年に福性寺に安置されました。当時、寺は無住職でした。「念佛講」と書かれています。普通は「常夜灯」と書かれています。定期的にお経を読む講があり、講の皆様が寄付をしたようです。この講について、私は聞いたことがありません。裏には「王子町大字堀ノ内 福西(ママ)寺什物 大正三年・・・」とだけ刻されています。個人名はありません。まさに喜捨です!
仏具のカタログ(あるんですよ!)にも、本堂用の常夜灯が異なる形と大きさであります。参考のために(笑)木部を含めて1対軽自動車ぐらいの価格でしょうか。
「お寺の中の常夜灯に意味はあるんですか?」困りました。知りません。やはりお寺にありますから、仏様・覚りへの道しるべでしょうか?
ところが「うちの家のリモコンにもあるけど」お子様から助け舟!確かにあのオレンジ色の小さなで電灯・明かりがありますね。「うちにもあります」「新築の家にも」で話題が世間話になりました。ちょっと助かりました。
いずれにしまして、念佛講の講員が百年前に建立しました。とても大切にしています。私が住職になりましてから、金箔をはり直しました。そろそろ木部の漆を塗り替えようかなと考えています。
福性寺本堂内陣の正面写真は、メニューの「福性寺について」にあります。一対の常夜灯が見えます。
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