六地蔵塔の別の面です。笠石の部分が大きく破損しています。通常、これだけ大きく破損していれば、破損した石をモルタルで貼り付けて補修すると思います。破損した石のカケラを見たことがありません。何かの工事のおりに、発掘されるとよいと考えています。なんで破損した時に修復していないのかしら?これが三つ目の不思議です。もともと福性寺にあったものなら、建立者や当時のお檀家が修復していると思いますけれど。修復のあとが見える石塔はよくあります。
別の面のお地蔵様の合掌も破損しています。しかし、モルタルで修復されています。
写真の左のお地蔵様の脇には、文政4年(1822年)、右には天和元年(1681年)の年号が読めます。
これから発行する「福性寺の歴史第9版」に掲載予定の六地蔵塔は、前回記事の写真を使います。その英文説明(赤字部分)です。シアトル高野山今中太定師が校正済みです。前回記事の英文キャプションです。この記事の写真の説明ではありません。
The Six-Jizo-Bosatsu, also called Bodhisattva-stupa (center), was erected on March, 1897. It represents the six realms after death. The six Jizo-Bodhisattva-reliefs were carved in each side of the hexagonal pillar, which is a part of the stone-made stupa. Among the two reliefs of Jizo-Bosatsu, the left holds a tengai and the right has a toban.
天蓋(てんがい)と幢幡(とうばん)の説明を加えなくては、お地蔵様の持ち物が西洋人にはわからないですよね!天蓋は辞書にありました。Canopy? 幢幡は長い説明になりそうです。
この記事の写真では、お地蔵様の持ち物が変わっています。左側は錫杖と宝珠、右側は宝珠でしょう。・・・ Among the two reliefs of Jizo-Bosatsu, the left holds a shakujo and hoju the right has a hoju. 錫杖はPriest’s walking staff for spiritual journeysと訳したことがありますけれど。宝珠はJewelかStoneに、説明を加えなくてはならないですね。
令和5年2023年1月5日六地蔵様はないんですか? 六地蔵塔となっています(六地蔵塔改訂1)https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/15449
平成31年2019年2月3日江戸六地蔵様のお寺で法類の先師供養法要https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/2595