福性寺の施餓鬼壇は、あいかわらず素朴な木製の組みたて式です。
昭和の初め以前に作られたものです。
大正9年1920年に父(周誉師)が初めて福性寺に来た時、あったのか不明です。しかし、昭和15年1940年に住職として着任した時はあったそうです。90年間以上は使っているようです。
施餓鬼幡(五如来幡)は、ながい年月により色がなくなりました。幡に書かれた梵字を頼りに決まった位置に立てます。大日如来とその別名とも言うべき仏様の幡です。
平成31年2019年4月20日施餓鬼壇(せがきだん)の組み立てhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/3182
令和4年2022年4月11日施餓鬼壇の組み立て 午後の施餓鬼会法要にご参加下さいhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/11868
組寺(私が施餓鬼会で式衆をつとめる寺院)や法類寺院では、全て漆塗りの立派な施餓鬼壇となりました。
古いもの大好き人間ですが、「自分の後」はこの施餓鬼壇の存在に囚われることなく、自由な発想で新たな施餓鬼壇を買ってほしいと話しています。
4月14日に住職、副住職、宮寺院代さんと庭の清掃担当1人の合計4人で組み立てました。毎回、住職は前年の組み立ての記憶がほぼなく、役に立ちませんね。
一応、ホゾとホゾ穴に記号がありますが、先人が試行錯誤をしたことがあるらしく記号が書き変えられています。また記号が二つある部分もあります。記号通り組み立てても完成しません。
それでも副住職が記号をチェックしながら組み立てを指示してでき上がりました。私は副住職の指示のとおり縦の柱をボーっと持っていたりするだけです。
何とか30分で完成しました。とても短い時間でした。
23日の施餓鬼会には完成した施餓鬼壇を観にきて下さい。
施餓鬼会にご出席下さい。
令和4年年2022年4月23日本日4月23日(土曜日)「施餓鬼会(せがきえ)」速報「お檀家募集ってありますね?」https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/11972