真言宗豊山派白王山中台院福性寺真言宗豊山派白王山中台院福性寺
  • おばあさん、おじいさんとも歩きたい(陳情中)
  • 仏教徒海外奨学基金

最近の投稿

カテゴリ

過去の投稿

2018年12月29日

最近、流行の直葬とは? お通夜の意義

12月20日記事の末尾の「直葬」について!書きます。

「直葬とは、亡くなられた後、ご自宅か霊安室(葬儀社か火葬場が提供)にご遺体を安置し、以降に火葬だけを行うもの」と定義していますか?通夜や葬儀・告別式はしません!という説明でしょうか?もう少し考えてみたいです。

福性寺住職の執行する「直葬」は、ご遺族から故人の人生についてお聞きして、人生を反映したお戒名を考えます。

火葬場でご遺族と合流し、火葬炉前で短時間の読経、お骨あげまで火葬場でご遺族と会話をして待ち、お骨あげ読経を行った後、お骨とご遺族と住職は寺に帰ります。その後、ご本堂で葬儀の読経を行い、短い説明を加えています。以上が式次第です。お骨葬儀:お骨葬と言う人がいます。

通夜は「現世の仏教的な卒業式」です。葬儀は「成仏を祈る日」ですね。時間は異なりますが、火葬場で可能な限り故人のお話をお聞きし、また過去の住職と故人の間の会話を語るようにしています(通夜と同じ意義)。なお、ご遺体がご自宅にある場合や葬儀社にある場合でも、ご遺族のご希望により、火葬前日に通夜の読経にお伺いしています。

通夜開始 五体を投地(平成30年11月3日の記事)したあと式次第と通夜の意義とお戒名をご家族と弔問の皆様にお話しています 通夜は仏教的な意味で「現世の卒業式」です ご親族葬は弔問のお客様を考慮する必要がありません ご親族の皆様にゆっくり説明することができます これを法話という人もいます

会場を借りての通夜開始 五体を投地(平成30年11月3日記事)したあと通夜ではその式次第と通夜の意義とお戒名をご家族と弔問の皆様に説明しています 通夜は仏教的な意味で「現世の卒業式」です

ご親戚は火葬場ではなく、寺での読経に参加するために直接寺に集まり、お骨の到着を待つこともあります。寺で読経後、お骨を納骨堂にお預かりすることもあります。

火葬のあと、お骨とご遺族が寺においでになりますから、交通の便を考え、火葬は町屋葬祭場(車で20分)で行うことをお願いしています。

葬儀や通夜の前に火葬することは問題ありません。地方によっては、葬儀前や通夜前に火葬をすることもあります。

ご遺族が経済的理由以外の理由で直葬を行う場合には、通夜と葬儀の意義(特に通夜)をご説明して、火葬前に通夜と葬儀を行うことをご遺族に「一応ごく簡単に」お願いしています。しかし、あくまでもご遺族の意志を尊重して無理強いはしません。

 

 


キーワード検索
カテゴリ
過去の投稿

ぜひ、福性寺のホームページをお気に入りに追加下さい。
最新情報を更新しておりますので、ご覧下さい。