最近、遠方でのお葬儀が増えました。お檀家が引っ越しをされているためです。今年になりましてから、さいたま市や横浜市で葬儀を執式しました。
しかし、遠方からわざわざ寺に近寄ってのご葬儀も、多くあります。平成30年11月7日のご葬儀も、横浜在住のお檀家が町屋葬儀場(寺から車で20分)で、行いました。また、ここ5年のうちでも、松戸市、福生市(2度)、所沢市、豊島区(2度)、文京区(3度)など、遠方のお檀家が寺に近寄って、葬儀を行って頂きました。毎年2軒程度の数です。「住職も齢を重ねて大変でしょうから!」ということでしょうか?有難いですが…。しかし、能力の低下と仕事ができない!と、同情頂いているようで、うれしくもあり!悲しくもあり!です。
実は、喪主様はお葬儀に出席される会葬者の交通の便をお考えのようです。喪主様のお住まいのお近くではなくて、ご親戚や会葬者が出席する時の便利のために、例えば故人の勤務した会社の近くとかに、葬儀会場をお考えのようです。喪主様の便利は二の次のようです。いかにも、日本人的な配慮かなと、感心しています。
ところで、お通夜の運転はなかなか大変です(別記事を書きます)。「老いては麒麟(きりん)も駑馬(どば)に劣る」を思い出しました。麒麟は伝説上の最も能力の長けた動物で(動物園のキリンではなくて)キリンビールのラベルの麒麟ですね。駑馬は足のおそい=のろい馬ですか?優れた人物でも、年老いておとろえると、凡人にも劣るということですね。私の場合は、出発点が麒麟でもなく、優れているわけでもありません。歳をとるとどうなるのでしょうか?4月には70歳となります。
駑馬以下はなんというのでしょうか?駑々馬?(どどば!笑)でしょうか(こんな言葉はないですけど)。
ご本尊様の代弁者・スポークスマン(=住職)がつとまるか心配しています。
福性寺の健康長寿講演会で聞いたき「85歳以上では皆(=100%?)、軽度認知障害か認知症がある」を思い出しました。70歳代では、どのていどのパーセントの軽度認知障害と認知症があるのでしょうか?