何度もやぶ医者という言葉を聞きました(笑)
語源はいくつもの説があります。「やぶのように見通しがきかない」医者という説が福性寺住職は好きです。
福性寺には竹を植えてあり、頭の高さまでありました。院代さんの控室の窓の目隠しです。皆さんが「住職さんは、竹(やぶ)が好きなんですね!」と意味深長な含み笑いで喜びます。「やぶよりも、もっと見通しのきかないことから、土手医者と呼ぶこともあるらしいです!」と住職は口ごたえ!しています。
スズメ医者という言葉もあり、スズメは、やぶが好きだからでしょうか?
ある時、植木職人さんが竹を膝の高さに切りそろえてくれました。見通しがよくなり、竹の子医者ぐらいになりました。
ところで、すべてを見通すとは、釈尊(お釈迦様・ブッダ)に備わった徳(三徳のひとつ)です。相手の気持ちも見通す、相手の立場にも立つことを含んでいます。三徳?スーパーの名前にもありますね。
しかし、現代は「自己主張の時代」「新自由主義」「成果主義」ですから、これは難しいですね。相手の立場に立ったブログとか、書き込みとかあり得ませんかね?
機会を見て「見通しがきかない」(=私の)病理診断、外科病理について書きます。