例年と同様に、たくさんのお檀家にお集まり頂き有難うございました。読経会の様子は、下記の「令和元年秋彼岸動画」をご覧下さい。
住職、副住職と院代の3人による「四智梵語」(オーム・・・で始まります)と、お檀家の皆様とご一緒に、般若心経、光明真言、西洋音楽・仏讃歌「おちかい」(♪とーときひとの・・・)を歌いました。口語で説明を加えながらの法要です。
あいかわらず、住職の歌う仏讃歌は演歌!らしいです。マイクで歌う福性寺の「会計担当者(家内です)」から、近くで歌われると歌いにくい!ときびしいです。しかし、ご出席の皆様は、大変上手に歌われますね。
今回も介護付き老人ホームから、88歳と93歳!のお檀家の参加があり、本当に有難かったです。とても面倒みのよい息子様やヘルパーさんが同行していました。お二人とも釈尊(お釈迦様・ブッダ)よりも、長命ですね。お彼岸は敬老の日でもあります。
お二人のお住まいの老人ホームには、お見舞いに何度か出かけています。いずれの施設長さんも素晴らしい方で、職員は規律が徹底しています。
中等度の認知症のある方も問題なく読経をして、仏讃歌を歌っています。認知症の患者は昨日や最近の事柄が覚えられません。しかし、全ての能力が失われた方では、決してありません。善悪の判断、ご自分の将来、ご家庭の財産など全て記憶して、判断できる方も普通です。このため、問題なくお暮しの方も多いです。
子供と言えども、高齢者を閉じ込めたり、外部との接触を断つなどは、明らかな人権侵害です。子供の独善的な考えに基づいて、勝手に親の友人・知人関係を断ち切ることも人権侵害です。「高齢者虐待防止法」で禁止されています。
認知症の皆様とも、楽しく暮らすことのできる社会でありたいです。平成30年4月(=施餓鬼会)と11月の福性寺健康長寿講演会で「認知症患者とともに暮らすことのできる社会」についてお聴きしました。
休みの日・連休(今回は、3連休でした)・お彼岸には、ご自分のお楽しみと同時に、お年寄り孝行も考えたいですね。