大学受験の合格電報の決まり文句に「サクラ咲く」がありました。最近は、暗証コードで個別に合否を知ることができるそうですね。残念な「思いで」ですが、私は「サクラ散る」が多かったです。
境内では例年よりも1ケ月ほど早く「安行寒緋桜」(もともと「染井吉野」よりも早咲きです)が咲きだしました。春のお彼岸には、葉桜となりそうです。春のお彼岸のために植えた桜ですが、お檀家のお楽しみを考えますと困った早咲きです。お檀家の皆様には、春季彼岸会(3月17日から3月23日・お中日は20日)の前にも墓参下さい。お子様の進学・発展などのご報告など、過去世のご家族:ご先祖様にご奉告やご祈願が多いですね。
この季節に亡くなったお檀家の奥様には、漢字の「春」よりも「梅」や「桜」をお戒名に採用することが多いです。釈尊(お釈迦様・ブッダ)やお大師さま(弘法大師)のお考えからみて、人生、心身ともに美しく、さらに「現世的にも美しい」という意味で用いてます。
ところで、桜で思い出すのは福島県三春町と岩手県雫石町の「弘法桜」ですね。名高いです。しかし、観たことがないのです。ようやく医師としての非常勤研究員も定年となります。観に行くことができそうです。