都内から十数年前に静岡県熱海市に転居したお檀家が寺から車で15分ぐらいのところに引っ越してきました。熱海ではミカンの畑に隣接し、大きなリビングルームのある広々とした平屋のお家を新築しました。温泉付きです。温泉!いいなー!ですね。「引っ越し不可の身」(=寺院住職)としてはうらやましい!庭にはモミジや芭蕉の木が植えられていました。一度、「お仏壇前読経」のために、お邪魔をしました。
お子様は熱海駅から新幹線で遠距離通学をしました。お子様の部屋も広かったです。
それでも、墓参のために四季折々においでになっていました。いつもたくさんの干物(「なまぐさ」=笑)時々、お菓子のお土産ご持参です。ありがとうございました。
お子様は大学を卒業後、東京のマンションにお住まいとなりました。
現在の都内のお家は床暖房のある機能的なお家です。大きなリビングはありません。しかし、お子様のご家族と同居となりました。
お戻りの後も、「お仏壇前読経」におうかがいしました。そのおり「やはりご先祖様が近い方がいいですね!」とおっしゃっていました。お近くにおいで頂きありがたいです!お寺もありがたいです。
こちらにお帰りになった理由は、ご夫婦2人では家が広すぎることや不便なこと。細く曲がりくねった道で自動車の運転が面倒になったとのことです。
主治医が東京にいることも、都内への転居の理由でした。奥様は「自然がありすぎる!」ことがおイヤであったとのこと。つまり、最近、庭に猿が来るようになったことや、近くの石垣でヘビを見てしまったようです。しかし、両方ともに仏教説話によく出てきますけれど。また、庭の樹が伸びすぎる?!とも。日照過多?私にはいいことが多いように聞こえました。私は住みたいです!
ご高齢になると、お若い時によかったものが、面倒になるようです。住めば都にはならなかったようです。
引っ越しの時には、少しだけでもお寺(の位置)をお考え頂けるとありがたいです。
以上の記事はこちらのお檀家にご一読頂いております。