昨日の2時から、第30回の新盆供養法要が開かれました。盛夏と同じような暑い日でした。平成21年(2009年)までは、7月23日に開催されていた施餓鬼会の暑さを思い出しました。
第1部はフルート演奏(写真)、朧月夜など4曲の演奏と独唱(泣いている方もいましたね)、第2部が法要です。ほぼ1時間かかりました。60人余りのお檀家が集まりました。6-7人でご参加のご家族もおいででした。有難かったです。
法要の中で、盂蘭盆会という行事と精霊棚の説明をしました。仏讃歌を歌った後、お大師様の2大ドクトリン、「即身成仏」と「密厳国土(浄土)」を説明しました。以前、中国撰述のお経(偽経)を説明したことがありました。実は、盂蘭盆会を説明した仏説盂蘭盆経も偽経です。
江戸時代の日本を記録した外国人によって書かれた本(渡辺京二氏「逝きし世の面影」)によると、普段、見えないものを否定的に考える武士の家でも「お盆前には、何日も前から、庭木の手入れを行い庭や屋敷を清掃し、正装してご先祖様をお迎えした」と書かれています。お正月と同じですね。今年の7月14日は土曜日ですから、ご家族の皆様が精霊棚近くに集まり、ご先祖様とご一緒に、お子様方もお招きになり、少しだけ!贅沢な、ご先祖様のための食事を楽しんで下さい。