昨日のご法類の本郷の三念寺様施餓鬼会では、法要前のお話を担当しました。お経は失格(笑)というわけではないです。
このところ、体調が良い日と悪い日があります。このため、予定の定まっている行事のお役は引き受けていません。
しかし、三念寺様から「悪い時は何とかするから」とのことでした。
気が小さいので(本当です!)、前夜は、心配で夜中に起きた後、眠ることができませんでした。単なる不眠症?(アタリです)とか言わないで下さい。
以下をお話しました。要約です。茶色部分です。
三念寺様住職と私は従弟(いとこ)弟子であることなど自己紹介をしました。先代住職同士が清水教誉猊下の弟子です。
次に般若心経を解説しました。
翻訳者の玄奘三蔵(602年生まれ)は、お大師様(弘法大師774年)より前の人です。お大師様は般若心経の注釈書を出しています。
父による般若心経のサンスクリット語からの訳(昭和58年1983年平川出版)を説明しました。単なる学者の翻訳ではなくて、宗教者として日本語で唱えることができる翻訳です。特に、お経のタイトル、色即是空、ギャーテー句(羯諦・・・)を説明しました。
これらから、四苦(生老病死)、四諦八正道、布施などを関連づけてお話をしました。自分ではどうにもならない四苦の中の老苦と死苦について、特に詳しく医学的なお話を含めてしました。死の3徴についても話しました。
ちょっと暗くなってしまいます。得意のジョークは大笑いにならない程度に話しました。ニコニコぐらいです。何度もニコニコして頂いた皆様!ありがとうございます。
布施?も話しました。坊さん得意の財施・お金の寄付による功徳?仏教ありがたや節(笑)いえいえ!和顔施のお話です。老苦と結び付けて話しました。
最後に、長命のために、また釈尊に近づくために、病気を二つお話しました。
最も頻度の高い男性の前立腺がんとPSA検診、女性の乳がんと自己検診のお話です。必ず釈尊(80歳)以上に長生きをして下さいで結びました。
30分ですが、時間内に何とかお話をして終わりました。
この猛暑の中、三念寺様にご来寺頂いた皆様に「来てよかった」と思って頂けたのでしょうか。心配です。また、私の釈尊とお大師様に対するあこがれの気持ち・憧憬の念を感じて頂けましたでしょうか。
お話のあと、法要を聞きました。説解師・司会は、矢田正幸師です。懇切丁寧な説明です。父の時代に福性寺から大正大学に通学しました。父の死後、星俊光師のあと10年以上福性寺に勤務して頂きました。ご立派でした。
また、ご法類関係のたくさんの僧侶が奉仕しています。福性寺の宮寺聖也師も頑張っていました。
平成29年2017年5月31日東大和市のお寺で講演(法話)をしてきました https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/22887
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