老人ホームにおいでになる90歳のおばあ様から電話がありました。時々お電話を頂きます。また、時々お電話を差し上げます。
相変わらず最近のできごとを記憶することができません。東京オリンピック2020も、初めて聞きましたとのことでした。すでに何度か話しています。
新型コロナウイルスの蔓延は、毎回のお電話で同じ内容を必ずご説明します。その他は聞き役です。
「緊急事態宣言」により、町のレストラン、食堂や居酒屋では8時に閉店で、終日、お酒を出すことができませんとご説明しています。毎回、同じお返事、つまり「お酒はもうけが倍ですから不景気になっちゃいますね」「つぶれちゃいますね」とお話になります。また「戦争の後のようになれば、いやな事件が多くなっちゃいます。薬(覚せい剤?麻薬?)を使う人が増えちゃいます」とも。現在の殺人事件の数は戦争直後の三分の一か四分の一と以前ニュースで聞いたことがあります。
ご商売をしていたからでしょうか、90歳になっても景気のお話には、もとても敏感です。感心してしまいます。
尋常小学校(国民学校の時代?)を出てから最近まで、ご商売一筋の方ですから、戦後の混乱期のできごとをよくご記憶のようです。
経済学者も同じように言います。学者の予想は当たらないことがあります=学者さん!ごめんなさい。しかし、社会の安定・平和のためにも、不景気にならないように考えなくてはいけませんね。経済学者さん!分析よりも対策をお願いします。
おばあ様の予想、不景気になると・・・が当たらないことを祈ります。
東京オリンピック2020について書くようにとのメールを有難うございました。オリンピックが政治問題化しました。この点は残念です。