「仏教徒海外奨学基金」の配布先の一つであるスリランカのサンガラタナ師からの絵ハガキです。数日前に到着しました。3月に来日するとのことです。写真の「ミヒンタレー」は、スリランカにおける仏教伝来の地として、多くのスリランカ人が参拝に訪れています。
平成3年:1991年から、毎年「仏教徒海外奨学基金」(8寺院と有志による)を、スリランカ、インド、チベット人に配布しています。すでに、配布額は、総額2千万円に迫ろうとしています。今年で27回目です。基金に献金希望の皆様の振込先は、ホームページの「仏教徒海外奨学基金」のポスターにあります。来日するサンガラタナ師には、奨学金を直接手渡すことになると思います。
ところで、スリランカ!で思いだすことが、三つほどあります。
一つ目は、昭和17年:1942年の日本海軍によるセイロン沖海戦・コロンボ空襲です。この地のイギリス海軍への攻撃です。スリランカは昭和23年1948年に独立。
二つ目は、サンフランシスコ講和条約会議(昭和26年:1951年)におけるジャヤワルダナ氏 (第2代スリランカ大統領、当時は蔵相)の演説「憎悪は憎悪によって、やむことはなく、慈愛によってやむ」という釈尊(お釈迦様・ブッダ)の言葉を引用した演説です。また、大戦中の対日損害賠償の請求の放棄です。釈尊の教えを深く理解すると同時に、日本に対する尊敬と400年間のオランダ・イギリス支配を受けた国(スリランカ)ならではの、日本擁護の素晴らしい演説です。
三つめは「一眼を献ずるものは成仏できる」お話です。このお話は、私は大好きで、何度もお話をしています。次回に書きます。