永代供養料=寄付による水場の新設の記事を書きました。前回の以下の記事です。
令和3年2021年9月20日お彼岸の入りの日 新たな水場(写真は工事中)https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/9997
「永代供養とは、寺院が永代にわたりご供養をすること」をいうのでしょう。しかし、わりに最近までは、永代供養料は何かのおり、葬儀や年回忌法要のとき「お布施の追加」としてや、先祖伝来の土地を売ったとき、家を新築したときなどに福性寺では頂いていたように記憶しています。ご両親やご先祖様への感謝の気持ちを表していたと思います。最近の永代供養料とは別の供養であったと思います。
ところで、サラリーマンとしてお元気に定年を迎えられたお檀家から、3年以上前から、何度かお話頂いていることがありました。「永代供養料を納めたい」と言うのです(退職記念?)。後継者はおいでになります。
簡単には受け取れない事情があると思います(勝手に思い込んでいました)。大きな資産をお持ちの方ではありません。関東大震災・東日本大震災のような天変地異や、火災、敗戦後と同様なハイパーインフレーションがあるかもしれません。また、今回の新型コロナウイルスのパンデミックもあります。
この方にとっては、今後もお金や財産はとても大切です。しかし、ご自分とご兄弟(お元気です)の葬儀の布施とさらに同額の「永代供養料」を納めたいというのです。最近もお話を頂きました。もちろん「宗教法人」に納めたいというのです。「住職さん!前々から話しているんだけど・・・」と何度目かのお話をお彼岸前に頂きました。
3年間以上もあいまいな答えでした。勝手な住職の考えでした。大変申し訳ございませんでした。心からおわびしました。宗教法人福性寺からの今後の住職の義務を明記したお約束書をつくり、お布施と永代供養料の全額を頂き、銀行預金とし、宗教法人名義の証書をこのお檀家にお見せしました。お檀家はご兄弟そろって「本当に安心しました」とおっしゃるのです。これでよかったようです。
皆様には、今回の永代供養料による水場をお使いください。便利をお感じいただき、このご兄弟のご両親様の追善供養としてください。
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