夏には麦わら帽子をかぶります。最近の若い皆さんはストローハットと言うらしいですね。昔からですかね?
庭や植木仕事をすると気分がよいです。しかし、かなり日焼けします。お檀家から「ゴルフ焼けですか?」と聞かれます。ゴルフはしません。
お寺の「ゴルフ焼け=雑草狩り焼け」を防ぐために、昔から麦わら帽子をかぶっています。
庭仕事をするときは、つばの大きな中丸のものです。農家の皆さんがかぶっていますね。
ちょっとした用事があり作務衣とTシャツで、近くのお檀家を訪問したことがあります。「せっかく来たのですからお経を読みますね?」留守番の93歳のおばあさんに、即!お断り頂きました。娘さんによると、「どこかの庭掃除のおじさんが来た!怪しい」と思ったらしいです。あとから娘さんが謝りにきました。
おばあさんは、私を子供のころから知っているはずですけれど。確かにマスクと麦わら帽子では、顔がわかりません。まさに不審者ですね。(笑)家にあげてはいけません。
庭でしゃがみ込んでいると「エッ!住職さんだったんですか?」とよく言われます。お掃除の担当の皆さんと誤解されます。住職は何でもします。自分でしたことがない仕事は、他の皆さまになかなか的確に仕事をお願いできません。
旅行の時は中折れのテンガロンハット風のものです。まったく同じデザインで現在は2個目です。かぶり始めのころは、なんとなく、ちょっと恥ずかしかったです。
東京都健康長寿医療センターにかぶって出かけますと「先生!虫捕りですか?」と見たとたんにジョークを頂きます。看護師さんからです。頭の回転がよいです。「悪い虫を採りますね!」などよくわからない返事をしています。
かぶる勇気のないものは、いわゆるつばの小さな「カンカン帽」みたいのです。これは一度もかぶって外出したことがないです。あまりにオシャレすぎます(と思っています)。数年前にプレゼントされましたが、商品タグが付いたままです。
すべての帽子や日傘は副住職の家庭からのプレゼントです。早く猛暑の夏が終わってほしいですね。
それにしましても、あの暑いインドの大地を歩いていた釈尊は、帽子をかぶっていません。80歳まで大変な苦労であったと思います。亡くなる(涅槃)時は、沙羅双樹(さらそうじゅ)の木陰でした。
大日如来様や菩薩様は宝冠を付けていますけれど、光や風がぬけてしまう構造ですね。だからと言って、仏様につば付きの麦わら帽子をかぶせたり、付けたりしないで下さい。
いずれにしましても、お掃除と虫捕りのおっさん(笑)ですから、なんでもご相談下さい。
お寺の帽子!令和3年2021年8月25日地球の温暖化でしょうか?石の近くの木が枯れます https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/9778
ゴルフですか?令和元年2019年8月23日防寒のための帽子 お寺の世界の帽子とは https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4124
朱傘・日傘 2018年8月4日日傘男子・日傘僧侶 光老化 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1616