令和になってからお檀家になった皆様について書いてきました。令和4年2022年10月8日たまたま駐車場・・・(新しいお檀家)https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/14286
お姉様のご家庭は、以前からお檀家でした。小さなお墓の3軒分の広いお墓です。ご姉妹は、それぞれ旦那様の姓ですから、姓は違います。
お姉様のご家庭は、お嬢様ばかりです。後継者がいなくなる可能性があります。一つのお墓を二つのご家庭で使うことをお勧めしていました。お姉様のご家庭も、妹様のご家庭が共同使用することを希望していたからです。
実際に一つのお墓を複数のご家庭で維持していることは、稀ではないです。福性寺では、七つの墓所を16軒のお檀家が使用しています。
ところが、妹様の旦那様が、どうしてもご自分のお墓を作りたいというのです。時間が経てば、気持ちが変わることがあるかな?と思っていました。今ではなくて、遠い将来お墓を作ることを考えて下さい、とお話をしていました。
令和になってから、妹様の旦那様が亡くなりました。「故人の気持ちですから墓地を分譲して下さい」と奥様とお子様が言うのです。「オレは〇〇家(お姉様の姓)じゃない」とのご遺言だったらしいです。改めて「広い墓地をお姉様のご家庭が持っているので・・・後継者の問題もありますし・・・」「節約になりますし・・・」とご説明しましたが、ダメでした。
「住職さんは言ってましたよ。いろいろなことを考えると、お墓のコストはそう高くないと」(笑)恐れ入りましたね。余計なこと!を言っているようです。不綺語(ふきご)?
住職得意の「軽自動車の価格で建墓できる(笑)」とは言われませんでしたけれど。
妹様とお子様は月命日参りをしています。つまり、毎月墓参においでになります。お姉様のご家庭のお墓もお参りしています。安心できるそうです。
なお、福性寺の墓地では、お好みの漢字を墓石に書くことはできません。「〇〇家之墓」以外は「南無大師遍照金剛」か「南無遍照金剛」だけです。令和2年2020年4月20日 最初からプロのお檀家 新しいお檀家(3) https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/5882