新しくお檀家になった二つのご家庭について書きました。
令和2年2020年1月28日https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/5266
令和2年2020年2月1日https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/5298
また、塗香と「プロのお檀家」について書きました。
令和2年2020年4月12日
https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/5842
去年からお檀家になるとご予約を頂いていた別の新しいお檀家について書きます。去年、葬儀を執式させて頂きました。
この方は、「最初からプロのお檀家」でした。お寺や地域のできごとや歴史にとても詳しいのです。また、奥様のお父様は町会長を長くなさっていました。社会貢献が素晴らしいお父様です。
また、ご当代様は立派にお仕事を成し遂げでおります。さらに、地区の公的なお仕事をされています。以前、お父様がお世話になった方に、恩返し!でお仕事をご依頼しております。誠に、ご家族は尊敬すべき皆様です。磯田道史氏の描く日本人に似ているところがあります。
お墓の竿石には顔真卿の書から集字して「南無遍照金剛」(なむへんじょうこんごう・写真)としたいとのことでした。顔真卿!唐の時代の忠臣ですね。一時期「小説十八史略(陳舜臣版)」を枕元に置いて毎日読んでいましたので、私も好きな人です。しかし、もうちょっと上手に立ち回ればよかったのに!と思っています(宗教家らしくない?)。
顔真卿の文字をお使いになりたいというお考えは、ご本尊様にもご報告済みです。ご報告の時、ご家庭のご幸福とご発展をお願い致しました。
ご存知のように、お大師様(弘法大師様)も顔真卿流や王羲之流の字も書きました。顔真卿はお大師様よりも少し前の人ですね。
私が住職になりましてから(40年)、お墓の文字について、ご自分の意見を持っている方は初めてです。ありがたいお檀家です。
「プロのお檀家」とは、お寺事情に精通して、お寺にとって、とてもありがたいお檀家をさしています。福性寺にはプロのお檀家が多いです。
なお、こんな記事を書いたことがあります。
平成31年2019年2月21日「顔真卿特別展に出かけても見ることが見ることができませんでした」
https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/2725
本記事はお檀家に事前にご一読頂いております。