最初に、昨日は彼岸の入りの日でした。暑さの中を墓参の皆様がおいででした。ありがとうございました。
江戸時代からのお檀家(80軒ほど堀江家石井家小泉家小宮家澤部家など)のお墓には、たくさんの石仏様があります。しかし、今様のお墓にするときに、多くの石仏様の魂抜きをして、地中に埋めるか廃棄したようです。
それでも、大切に今に伝えているお檀家も多いです。「ウチは江戸時代の始めから福性寺の檀家です」まさにオーナーですね。恐れ入りました、ですね。20基以上の石塔をお持ちです。
ひとつひとつの石仏様に丁寧に合掌するお檀家を見ます。全ての石仏様にお生花とお線香を供えしています。ご先祖様のすべてにお参りしています。そのお姿は勉強になります。お檀家は私の教師ですね。
石仏様には生前のお名前(俗名)はありません。年齢もありません。普通はお戒名とお命日だけです。お檀家のお戒名は、よほど考えなくてはいけません。
福性寺の墓地の石仏様は、ほとんどがお地蔵様か観音様です。
しかし、お寺のご本尊様はお薬師様がとても多いです。お墓には、ありません。もちろん、お地蔵様や観音様がご本尊様のお寺もあります。
言うまでもなく真言宗豊山派の総本山である「豊山神楽院長谷寺」のご本尊様は観音様、長谷寺式十一面観世音菩薩です。
寺宝(像)|奈良大和路の花の御寺 総本山 長谷寺 (hasedera.or.jp)
「生前はお薬師様」「亡くなった後はお地蔵様か観音様」にお願いするみたいです 。とても理にかなっていますか?
写真のお地蔵様の頭の上の梵字は「カ」です。
令和2年2020年1月15日 「仏様が出てきました!」地蔵様と観音様: https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/5170
令和元年2019年11月5日梶原塚(墳)供養塔の「如意輪観世音像」小さな歴史 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4632
令和元年2019年10月22日真言とは何ですか?地蔵尊真言は何ですか?メールで頂いた質問ですhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4560
令和元年2019年5月29日延命地蔵様 六阿弥陀一番目道地蔵菩薩・・・石井与市右□□様https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/3576