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2023年7月5日

お寺がつぶれた?ご安心のために書きます

霊園が倒産した話はかなり聞きます。地方の霊園では、山崩れや浸水などの災害、使用者の減少で廃園となります。しかし、都会のお寺がつぶれることはないです。

それでも大阪市のお大師様のお寺(真言宗寺院)がつぶれたに近い状態だそうです(7月1日新聞記事、名刹解体参道に墓移設)。包括宗教法人(宗派)に属していないお寺でした。いわゆる「単立」です。すでに跡地に分譲住宅の建設が始まっているというのです。

このお寺のお檀家の皆様に心から同情しますね。お檀家の皆様に安心をして頂くためのお寺が「率先して!」不安を醸成していることになります。

山門前の御影石製のイスです 駐車場の花壇を含めてお檀家の故伊藤リヨ様の寄付です

山門前の御影石(みかげいし)製のイスです 買い物の帰りに一息ついている方をよくみます 駐車場の花壇の御影石工事を含めてお檀家の永慈妙清信女様故伊藤リヨ様が施主です お戒名お命日俗名は花壇の石に書かれています

最近の「改葬」や「墓じまい」ブーム(笑)、「過疎化」とはまったく関係がなく、前の住職が「金銭のやりくりに困り売却した(新聞記事)」というのです。200軒以上のお檀家があったようです。何とかお寺を運営していくことができるお檀家の数と思います。

お寺(宗教法人とその所有の財産・動産、不動産)は、住職の個人の財産ではありません。このため住職個人の問題が原因で、お寺を売却なんてできないんですよ。しかし、法人格(お寺)も寺の敷地も不動産会社に売った!(新聞)というのです。

申し訳ないですがあえて書きます。これは単に「住職と責任役員」の問題かなと。「どの世界にもいますけれど・・・」と言いたいですが、お寺の世界にいてはいけません。アウトローですね。

福性寺の場合ですが、境内と墓地を売却するためには、代表役員(住職)と責任役員全員の賛成(ハンコ)が必要です。責任役員はお檀家で檀信徒総代を兼ねています。

加えて「単立」ではありませんから、包括宗教法人の許可が必要です。福性寺の場合は真言宗豊山派です。このあたりは、宗派とは関係がなく、どこのお寺にも共通です。

だいたい700年からの歴史のある福性寺を自分の代で「売ってしまう」なんて考えられないです。どうかお檀家の皆様にはご安心下さい。

なお「墓じまい」とは、定義のハッキリしない言葉です。「お墓や家の祭祀権者や後継者がいなくなり、そのままお寺に永代供養:安置となること」であろうと思います。これは本当に少なく、多くは、他の霊園、寺院、樹木葬や合葬墓への引っ越し(改葬)です。「墓引っ越し」であることが多いです。

宗教法人会計について。

平成30年2018年3月6日総代様会 透明性の高い宗教法人会計https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1036

住職就任当時の総代様写真があります。4人の総代様のうち3人は責任役員です。

令和元年2019年8月13日クレジットカードでお布施を奉納?! https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4094


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