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2018年10月21日

お檀家と夕ご飯・フレンチパラドックス?

昨日20日(土曜日)は、お檀家の百カ日忌と七回忌のご法要があり、お経を読みました。最近、百カ日忌法要をなさるお檀家は少ないです。もう40年以上も前、父が住職の頃は、ごく普通に百カ日忌をしていました。今回の百カ日忌の仏様は90歳以上で、また七回忌法要の仏様は80歳代で亡くなりました。いずれも、戦中・戦後を生き抜いてきた方です。法要後の清宴では、故人の人生をよくお誉め頂き、献杯をして下さいと申し上げました。

午後からは別のお檀家との夕ご飯会でした。90歳近くとご高齢のお檀家ですが、お元気です。ご高齢になっても、お元気な方は肉料理の好きな方が多いです。介護付き有料老人ホームにお迎えに出かけました。夕ご飯は、イタリア料理(地中海料理について私の記事がありますhttps://www.carenet.com/news/clear/journal/39164)です。墓参と本堂での読経の後、午後5時前から夕ご飯でした。お檀家様(奥様)、住職など4人での食事です。

実はご高齢の方は栄養の不良な方が多いです。栄養の指標である血液のアルブミンの量が少ないです。また、赤血球数、善玉コレステロール、アルブミン値が低い人は、認知症の危険が高いことや、寿命が短いことと関係しています。「50歳を過ぎたら粗食をやめなさい」というご本(東京都健康長寿医療センター研究所新開省二副所長)もあります。ちなみに、今回の夕食は、(健康長寿のために)牛ほほ肉の赤ワイン煮をご相伴しました。

白ワイン フレンチパラドックスの効果はないのでしょうか?

白ワイン フレンチパラドックスの効果は本当にないのでしょうか?

赤ワイン煮!!ところで、フランス人は喫煙率が比較的高く、飽和脂肪酸・動物性脂肪の摂取量が多いにもかかわらず、心疾患による死亡率が低いというフレンチパラドックスの理由として、赤ワインに含まれるポリフェノールが作用していると言いますね。本当でしょうか?最近は、飽和脂肪酸・動物性脂肪が心疾患の原因であるというフレンチパラドックスの前提がかなりあやしいと言われています。釈尊(お釈迦様・ブッダ)の教えと異なり、科学の分野は、なかなか真理が見えませんね。なお、お檀家は赤ワインを(食欲の増進剤として)ワイングラスに2cm!ほど頂きました。赤ワインとはいえ、飲み過ぎは禁物です。アルコールは確実に癌の頻度を上げます。おだやかで平和な一日でした。

赤ワイン フレンチパラドックスの効果があるのでしょうか?

赤ワイン フレンチパラドックスの効果があるのでしょうか? 最近、効果を疑う異説が多いです

次回の4月23日(施餓鬼会)と、次々回の11月の第1土曜日の「福性寺健康長寿講演会」には、栄養に関する講演を依頼するつもりです。

そのおりには、是非ともご聴講下さい。外出は認知症の予防効果があると言われています。


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