昨日、友人のドイツ・バイロイトのMichael Vieth教授の紹介で、Gabriel Groisman教授(Hillel Yafe Medical Center/Private Clinic in Tel Aviv, Israel )が来寺しました。
最初3人で来寺の予定でしたが、お一人でした。奥さんやご友人は、渋谷スカイで「楽しい催し」をみつけたようです(笑)
「文化が違う!」ととても興味があったそうです。ご本堂に案内して、寺とご本尊様、また少し仏教(神のいない宗教)についてもお話しました。
内陣の美しさが素晴らしいと言っていました。「奠供・四智梵語(一部)」と院代さんの法楽太鼓つきの「般若心経」をお聴き頂きました。
シンセサイザーによる西洋音楽「お誓い」も行事では歌うことに驚いていました。
さらに宗教法人の財政・会計についても説明しました。
彼はユダヤ人ですから、カシュルート(食事規定)によりコーシャ:コーシェル(食べてよい動植物)がありました=英語で聞きましたので不正確です。このため、夕ご飯をご一緒することは断念しました。
お寿司の美味しいもの(甲殻類)は、全てダメだそうです。ユダヤ教に「ふれない食べ物」「お湯を注ぐだけの食べもの」を持って歩いているそうです。
しかし、私の友人のユダヤ人(3人、米国・カナダ・イギリス)は、みな問題なくタコ・エビ・ウニ=美味しいものをパクパク食べています。
「お寿司」や「和食」は、海・里・山からとれた「自然の恵み」を精一杯丁寧に調理して食します。日本の自然と日本人の繊細な感性が反映している「日本の食文化」です。もちろん、和食は世界無形文化遺産です。
また、来日して何日も経つのに畳を初めて見たというのです。
イチゴを食べました。大きさが立派ですし味がいいと言っていました。Vieth教授と同じです。緑茶は問題がありそうです。
また、ユダヤ教の聖職者(ラビ)の生活について尋ねました。妻帯しています。兼業はないらしいです。医師であるラビはまれだそうです。一人だけ医師であるラビを知っていると聞きました。
このあと、(地独)東京都健康長寿医療センターで剖検室を含む病理診断部を見学し、病理標本を視た後、タクシーでホテルに帰りました。とても勉強熱心です。
なお、宗教上の理由で、イスラエルでは剖検(病理解剖)はないか、とても少ないそうです。
夜から、お楽しみアトラクションがあるそうです。
「福性寺の歴史第八版」と私の著書「Pathology of the Esophagus, 3rd ed」電子版を差し上げました。加えて、お友だちの分のお土産を含めて「都電もなか」4箱を持ち帰ってもらいました。
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