12月になってから葬儀が続いたと書きました。
令和6年2024年12月19日 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/26162
葬儀があると心が重いです。
「母が亡くなりそうです」一人娘様から電話がありました。
いろいろな事情(詳しくご説明をありがとうございました)があり「葬儀会場を借りたお通夜と葬儀はできない」ことを私に謝っています。アレ?別にまったく、本当にまったく、構いませんけれど。「会葬者がいません」とも話していました。これもまったく構いません。
「もし亡くなりましたら、葬儀社の冷蔵庫に引き取って、葬儀社から出棺して火葬にしてはいかがですか」と提案しました。
しかし「亡くなって、すぐに火葬をすること」の心の準備・覚悟を確実にしておいて下さいとお話をしました。「動きのよい葬儀社」を提案しました。葬儀社にとっては「直葬」です。
翌日、外出から帰りましたら「亡くなってご遺体は(すでに)葬儀社です」と電話です。さっそく葬儀社に出かけて、冷蔵庫前で「枕経+通夜」読経となりました。喪主様から感謝されました。
故人についてお聞きしました。「仏教的な追悼文(諷誦文)」を作るためです。故人は身体を動かすことがお好きであったようです。全て諷誦文に書き込みます。お戒名をその場で考えながら、提案しました。2日後に火葬です。心の準備をしておいてくださいと改めてお願いしました。
定刻に町屋葬祭場で待ち合わせて、1時間ほど喪主様、住職と院代とで待ちました。話題はご両親のことです。
お父様の亡くなったあと、お母様がお一人で「病理解剖(剖検)を承諾した」とちょっとご不満な感じでお話になっていました。
ウーン!後ほどお寺のHPの病理解剖に関する記事の印刷体を送りました。病理解剖について、私の意見が書かれています。私は国から「死体解剖資格」を与えられています。
最近、グアム島で問題があったようです。多分「死体解剖資格」を持っていない医師と思います。
解剖の意義について
平成30年2018年12月23日原因不明の死「医学葬」すなわち「利他」 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/2216
平成30年2018年12月25日原因不明の死 正見(前回記事「医学葬」の続編) https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/2230
火葬後に福性寺の公用車(スバル)を運転して「お骨と、生きている人間3人」で福性寺に向かいました。
本堂で葬儀です。喪主様、住職と院代の3人が出席者です。
「四智梵語」「諷誦文」ご詠歌・和讃「追弔和讃(by院代)」「般若理趣経」を読みました。説明しながらです。喪主様にとって家庭教師状態です。寺とお檀家にとっては「お骨葬(儀)」です。
法要の前後に懇談しました。法要の後、することが多くて大変であると。確かに市役所などの手続きが大変です。
もし一連の行事により喪主様の涙が少なくなることがありましたら、心が軽くなります。
お一人住まいですから、49日忌法要までお身体を大切にしてほしいです。