「仏教徒海外奨学基金」は平成3年・1991年に設立されました。詳しくは左サイドメニューをご覧下さい https://fukushoji-horifune.net/fund/ 。
経済的に就学の機会の乏しい南アジアの子供のための基金です。8寺院と有志により運営されています。平成30年度(平成30年4月から31年3月まで)の基金の総会が、3月12日に「王子ベルモントII」で開かれました。
釈尊(お釈迦様・ブッダ)には、王子(幼少期)のころ、国を代表する優れた教師がいました。しかし、学問や武術を教授する人々が驚くほどの熱心さで学び、全てを理解し、次第に一人で学ぶようになりました。釈尊は、35歳で悟りを得ました。
子供のころからの身体の鍛錬と努力、勉学と知識の集積は、大変なものであったことがわかります。福性寺住職は、釈尊の幼少のころからの努力のお話しをすることが多いです。出家した後のお話もしますけれど。
奨学基金はお檀家・ご信徒のご希望、つまり「釈尊と同様に、釈尊の国とその近隣の国の子供に熱心に学んでほしい」という願いを、私ども寺院住職や有志が代理で実行させて頂いています。
総会の当日は、会計を報告したあと、配布金額について議論しました。スリランカ・サンガラタナ師は、今年4月末に来日します。このため、増額した奨学金など40万円を手渡す予定です。
また、チベットからの亡命修行僧・学僧には、42万円を振込みで送金の予定です。白舘戒雲師(ツルテムケサム師)を通じて配布します。
ベンガル仏教協会には、配布する方法がなくなりました。配布を見合わせます。インドにおける別の配布の受け入れ先を探すことになりました。情報を頂けましたら有難いです。