福性寺では、読経会や施餓鬼会では、お経ばかりでなく西洋音楽=仏讃歌「お誓い(おちかい)」を歌います。この歌の歌詞には、お大師様(=弘法大師)の主張「即身成仏」と「密厳国土」の意味が込められています。
もちろん、通夜・葬儀や年回忌法要(=追善供養)では「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」を皆様とご一緒に必ず読みます。本堂の中では、時々、太鼓の伴奏つきです。これは、2500年まえ釈尊(お釈迦様・ブッダ)が入滅されたとき、みなで「釈尊のお言葉」を暗唱した故事にならっています。さらに、ご依頼があると年回忌法要でも「お誓い」を歌います。シンセサイザーの伴奏つきです。「お誓い」については、年間行事の元旦読経会のビデオをご覧下さいhttps://fukushoji-horifune.net/event/。
ところで、読経や歌うこと(カラオケ?)は、健康によいという人が多いです。しかし、なかなか「科学的証拠」はありません。最近ではエビデンスがないと言うのでしょうか?それでも、以下が言われています。
1.お経や歌詞を覚えるときは「左脳」、リズムを感じているときは「右脳」が刺激を受けています。このため、脳全体を活性化します。これは説得力のある説明です!
2.読経や歌うことで、呼吸はいつもより深くなり、身体や気持ちがリラックスした状態になります。ストレス解消につながりますね。皆さんの体験から出ていますね。
3.腹式呼吸で声を出します。このため、横隔膜がよく動きお腹の中も動き、胃腸を活発にしてくれます。便秘などに効果がありそうです。
4.読経や歌うことは、免疫力をアップさせ、癌の治療に役に立つと言う人がいます。本当でしょうか?
お身体のため!というと、ちょっと不謹慎な感じがします。しかし、ご長命のために、お経を聴き、読経と歌うことも、悪くないですね。
明日から春の彼岸会です。読経会にご参加下さい。3月21日10時開始です。
最近、読経と健康の関係について科学的証拠が注目されています。次回書きます。