今日はお通夜に出かけました。お檀家の大きな(=ご高齢・釈尊よりも長命でした)奥様のお通夜です。ご家族葬で、皆様が集合したあと、午後6時前の早い時間にお通夜の読経の開始となりました。
故人がお元気でお歩きになることができた頃は、本当に頻回にお寺をご訪問頂きました。思い出します光景は、寺の庫裡(くり・住職の住まい)の玄関で、座布団にお座りになり家内と楽しく長い間、お話をして頂いたお姿です。また、非常に率直で住職をご信頼頂き、ご家族・お子様のお話など、なんでもお話になる奥様でした。家内がとても好きな方でしたね。もちろん、私も大好きでした。住職が若いころから存じ上げて、昵懇のお檀家が亡くなり、悲しいです。
しかし、お通夜にお集まり頂きましたお子様方に、故人・お母様に対する私のお考えをお話しすることができて、家族葬もよいものです。昔気質の立派な奥様でした。全てのお経の大意をご説明しながら、通夜の読経を行いました。
通夜の読経の最後に、お戒名(故人の人生を広い視野から見たお名前)の説明を致しました。故人のお戒名は、「宝物のようなお子様を愛しみ(慈しみ)お育てになり、釈尊の教えからみて心身ともに美しく、また世俗的に見て心の広い雅で尊い女性の仏教信者(=大姉様)」の意味です。心から成仏をお祈りしました。
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今回は会場をお借りして、通夜・葬儀を行います。直葬ではありません。直葬に関してはリンクをご覧下さい。 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/3302