今年、年回忌法要は終わっています。しかし、そのおりに帰国することができませんでした。このため、オランダから祥月命日「当日」のご供養と墓参を、スカイプとEメールでご依頼頂きました。ご帰国のたびにご家族ともども墓参においでになります。
墓前でのご供養(墓前祭)の最初は、お墓のお掃除です。清掃の担当者が誠実に行いました。次に、私がお生花、お線香、お水をお供えしました。
お檀家の皆さま用の福性寺版「朝暮勤行法則」を読みます。「我昔所造・・・、無上甚深・・・、心経、光明真言、南無大師遍照金剛、ご先祖様と故人のお戒名、願以此功徳・・・」です。さらに、施主様=ご依頼主のご家族のご発展とご健勝を祈念しました。
メールに添付して、墓前祭のJPEG写真を数枚と動画を送りました。お施主様からは、感謝のお気持ちがご立派な文章となりメールで到着しました。
従来から、お檀家の不参加や代理の法要や墓参はありました。しかし、最近ご依頼がとても増えています。以下にも記事があります。
令和2年2020年8月2日・・・「遅れていた両親の七回忌法要・・・」「しかし、参加することができません」住職「それでは・・・」 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/6576
従来の寺の役割に、別の役割が追加されてきたことを感じます。つまり、写真や動画をメールに添付して送ることや印刷体を郵送することです。また、お檀家に代わって墓所の清掃などです。それもこれもお檀家に安心して頂くこと(お寺の使命)につながるかなと思っています。